内容説明
リーディング・スキル重視型の大学の英語教育から、まずは多くのものを読ませる多読型の英語教育へ―日本の大学クラスに対応可能な「多読プログラム」の実践方法を詳細で正確なリサーチと理論に基づいて解説したかつてない一冊。
目次
第１部 多読の枠組み（試みられることの少なかったアプローチ―多読とは；リーディングの認知的視点；学習意欲―リーディングの秘密の花園 ほか）
第２部 多読用教材―その発展に関する問題点（本物崇拝と平易化神話；ＬＬＬ：Ｌａｎｇｕａｇｅ Ｌｅａｒｎｅｒ Ｌｉｔｅｒａｔｕｒｅ）
第３部 多読の実際（プログラムの立案―カリキュラムの決定；魅力ある教材―読み物とステップアップ；多読用ライブラリー ほか）
Ａｐｐｅｎｄｉｘ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
3
安っぽい題名だが、本格的な英語指導論についてかかれている。外国語の本をたくさん読みましょうというだけでなく、その根拠や反対意見もしっかりあげている素晴らしい本だと思う。2017/06/14
\しおり/
1
多読の勉強法に関する論文。内容理解イコール文章理解ではないらしい。多読はいかによどみなく文字を「流す」かであるということがわかった。単語にとらわれずに全体をみるというのが、速読と似ていると感じた。2012/11/08
