ベストセラーはこうして生まれる―名編集者からのアドバイス

レーナー，ベッツィ【著】/土井 良子【訳】

松柏社（2005/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 344p／高さ 19cm
• 商品コード 9784775400821
• NDC分類 021.3
• Cコード C1098

内容説明

フィリップ・ロス、カーヴァー、サリンジャーほか人気作家の知られざる素顔や話題作誕生の舞台裏に迫る。

目次

第１部　作品を書く（アンビバレントな作家；生まれながらの作家；悪い子；自分売り込み屋；神経症患者；炎に触れる作家）
第２部　本を出版する（ファースト・コンタクト―エージェントと出版社を探す；断られる；編集者が求めるもの；作家が求めるもの；いよいよ本を出す；出版）

著者等紹介

レーナー，ベッツィ［レーナー，ベッツィ］［Ｌｅｒｎｅｒ，Ｂｅｔｓｙ］
コロンビア大学大学院でＭＦＡ（芸術学修士号）取得。在学中から大学文芸誌の編集に携わり、アングラ雑誌『ビッグ・ウェンズデー』（現在は廃刊）を創刊した。また、トマス・ウルフ・ポエトリー賞（Ｔｈｏｍａｓ　Ｗｏｌｆｅ　Ｐｏｅｔｒｙ　Ｐｒｉｚｅ）及び、全米の大学生を対象としたアメリカ詩人アカデミー賞（Ａｃａｄｅｍｙ　ｏｆ　Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｐｏｅｔｓ　Ｐｏｅｔｒｙ　Ｐｒｉｚｅ）を受賞。１９８７年には、アメリカペンクラブの選ぶ今注目の新人作家三名の中に挙げられる。また、サイモン＆シュスター社特別研究奨励制度、トニー・ゴドウィン編集者特別奨励金を獲得。サイモン＆シュスター社、バランタイン社、ホートン＆ミフリン社編集部勤務を経て、ダブルデイ社エグゼクティブ・エディターに就任。その後、ニューヨーク市のガーナート社とエージェント契約を結び現在に至る

土井良子［ドイリョウコ］
１９７１年東京生まれ。上智大学文学部英文学科卒、上智大学大学院文学研究科英米文学専攻修了、イギリス文学専攻。白百合女子大学文学部英語英文学科助教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[シフ子]

021レ　ノートに本文を抜書きしていたのを発見（2011/10/17）。作家とはどんな職業か　書くとはどんな芸術なのか。子供の頃から本が好きか　日記をつけたりお話を作り　生まれつき言語的な適正があるとする以下の分析が面白い。小さいうちによそ者だと認識し　外界の出来事と区別して内面の精神生活を意識している。プライバシーの感覚が過剰なほど発達し　8・9歳で何か隠したり伝えねばならない　経験が正当なものだと確認したいと考えるという。自分は日記を子供の頃から30年近くつけているが　ベストセラー作家にはなっていない

[Shun'ichiro AKIKUSA]

アメリカの有名作家のエピソードが多いので、そこに興味がある人は。

2016/10/27

[charuko]

前半は作家という人種をタイプ別に紹介しているが、創作論、個別の作家論としても面白い。後半は出版ビジネスの流れにそって、かなり赤裸々な裏側が書かれている。詩人として作家の立場、編集者やエージェントの立場の両方が分かるからこその様々な助言は興味深い。

2012/02/23

[パスコ]

仕事の参考に。

2011/01/11