内容説明
著者が27年の長きにわたりスコットランドの地を隈なく踏破して得た知見によって裏付けられた歴史研究の集大成。第一部では、先史時代より近世に至るスコットランドの歴史の流れを概観、第二部では、スコットランドを12の地域に分け、各地域の歴史と文化と習俗を克明に記述。第三部では「ドゥルイド暦」などを取り上げる。
目次
第1部 スコットランドの歴史(先史時代よりローマ軍の撤退期頃までのスコットランド;ピクト王朝の興亡;ダルリアーダとピクト・スコット連合王国の興亡 ほか)
第2部 古代遺跡を訪ねて(国境地帯、ベリックシャーとロージアン地区;ダムフリーズ・アンド・ガロウェイ地区とストラスクライド地区;セントラル地区 ほか)
第3部 古代文化誌抄(古代人が残した生活の利器;ドゥルイド暦(木の暦)
大王、王の譜系)
著者等紹介
小牧英之[コマキヒデユキ]
本名小牧英幸、1930年1月生れ、1953年東洋大学文学部英米文学科、1955年法政大学大学院人文科学研究科卒。元東京理科大学理学部・玉川大学英米文学科教授。1958年日本カレドニア学会の創立に参加、1988年より1991年まで同会の代表幹事をつとめる。現在はスコットランドの民俗の研究家。日本カレドニア学会、日本ケルト学者会議、日本スコットランド協会会員
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