内容説明
本書はGeoffrey Chaucerの作品の一つTroilus and Criseydeを材料にして、その作品の中で、曖昧がいかにして生起するのか、その仕組みを解明するものである。
目次
序論
先行研究と課題
本論の視点と方法
テクスト領域の曖昧性(メタテクスト;間テクスト性;テクスト構造;話法;談話構造)
対人関係領域の曖昧性(発話意図;法性)
言語表現領域の曖昧性(統語法;語;声(音))
結語
著者等紹介
中尾佳行[ナカオヨシユキ]
1950広島県生まれ。1973広島大学教育学部中学校教員養成課程外国語科卒業。1974‐75オックスフォード大学留学。1980広島大学大学院文学研究科英語学・英文学専攻博士課程後期単位取得満期退学。1980‐98山口大学教育学部。1990‐91シェフィールド大学在学研究。現在、広島大学大学院教育学研究科教授。英語学専攻(英語史、中世英語英文学)
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