内容説明
英文学の主要作家を年代順に考察。
目次
ウィリアム・シェイクスピア(1564‐1616)―『テンペスト』にみるポストコロニアリズム的な修辞戦略
ロマン派詩人(ウィリアム・ブレイク(1757‐1827)/P.B.シェリー(1792‐1822)/ジョン・キーツ(1795‐1821))―オリエントとしてのエジプトと英国ロマン派詩人
トマス・ムア(1779‐1852)―『ララ・ルーク』あるいは機能不全装置としての空想の東方
オスカー・ワイルド(1854‐1900)―隠喩としての階級とドリアン・グレイの消された父
ライダー・ハガード(1856‐1925)―植民地冒険小説における他者の表象
ジョウゼフ・コンラッド(1857‐1924)―『闇の奥』に交錯する二つの声
ラドヤード・キプリング(1865‐1936)―帝国の支配とハイブリディティ
W.B.イェイツ(1865‐1939)―アイルランド文化の混交性について
ジェイムズ・ジョイス(1882‐1941)―ポストコロニアル小説としての『ユリシーズ』
T.S.エリオット(1888‐1965)―仮面の下から漏れ出るインドの閃光
ウィリアム・ゴールディング(1911‐93)―啓蒙主義思想と秩序意識との葛藤
J.G.ファレル(1935‐79)―『クリシュナプールの籠城戦』あるいは籠城する帝国
著者等紹介
山崎弘行[ヤマサキヒロユキ]
大阪市立大学
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