内容説明
ロマン派から1930年代へ、イギリス、地中海世界さらに東はアメリカ大陸、西は日本へ、時空を横断するロレンス詩の全体像を浮かび上がらせる待望の一冊。
目次
第1章 ロレンスとイギリス・ロマン派の系譜―『見よ!私たちは切り抜けた!』を中心に
第2章 ‘The Immediate Present’(「即時性」)と「ハイク・モメント」―『鳥とけものと花』と俳句
第3章 メタ・ポエトリーとしての「コウモリ」―『鳥とけものと花』の一特質
第4章 「蛇」とモーリス・マグナス―『鳥とけものと花』におけるホモセクシュアリティの問題
第5章 ロレンスの詩における生命観―『三色すみれ』、『続三色すみれ』、『最後詩集』を中心に
第6章 霊的詩人ロレンス:根源的闇の探求者―初期、中期、後期の詩に探る
第7章 ロレンスの自然詩―アメリカの自然詩人達と比較して
著者等紹介
飯田武郎[イイダタケオ]
九州大学大学院文学研究科修士課程修了(文学博士)。現、久留米大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。