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出版社内容情報
【ポルタ文庫】万年客不足の狐のあやかしたちが営む『オキツネの宿』!結月は宿の再建に力を貸す羽目に!?
内容説明
金沢にほど近いところにある加賀温泉郷―長い歴史を持つ温泉地に建つ小さな旅館『月結いの宿』の一人娘・神ノ木結月は、自分が大切にしている宿をいずれたたむつもりだと言い出した、女将である母親の言葉に反発して家を飛び出してしまう。そんな結月の前に突然現れたのは大きな黒い狐。それに連れられ、向こう側に白い霧が立ち込める鳥居を結月がくぐり抜けると、そこには狐のあやかしたちが営む『オキツネの宿』があった!ところがその宿は万年客不足なため極度の経営不振に悩んでおり、結月は宿の再建に力を貸す羽目に!?おもてなしの心あふれる、あやかし温泉ストーリー。
著者等紹介
編乃肌[アミノハダ]
石川県出身。第2回お仕事小説コン特別賞受賞作を改題・改稿した『花屋「ゆめゆめ」で不思議な花束を』(マイナビ出版ファン文庫)でデビュー。他の著作に、第1回モーニングスター大賞受賞作『余命六ヶ月延長してもらったから、ここからは私の時間です』(モーニングスターブックス)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
56
「ゆめゆめ」シリーズが大好きで追いかけてる地元出身の作家さん。装丁から分かるようにティーン向けで読みやすかった。謎めいてるけど妖狐のカガリさんがツボだった♡ただ中途半端に終わっててそのせいか内容が浅く感じたのが残念。でも続くならば読みたい。ユズちゃんのお友達の「一緒にいて嬉しいことは二倍に嫌なことは半減」は私も意識したいです。2020/03/11
虚と紅羽
17
狐のあやかし達がおもてなししてくれるお宿!行きたい!!桜と梅が咲き誇る春の区域。ぜったい綺麗だし、そんな所でゆっくり露天風呂に入りたい。 けど何のテーマに寄せたかったのかイマイチ分からない。恋愛ものとは違うし、お仕事ものにしてはしり切れとんぼ。主人公の成長物語にしても成長した部分を表現するシーンとかないしなぁ。 設定は美味しいから注目する点をしっかり絞ればもっと良くなると思うが。2020/01/08
きまたよ
13
加賀温泉郷、加賀四湯に対応してモノノケたちにも加賀四湯があった。小さな温泉宿(人の方)の娘・結月は、宿をたたむという母の言葉に反発。「ねんねを卒業したら」宿を継がせるという母の言葉と同時にモノノケに連れ去られた結月はさびれた狐の経営する温泉宿の再興に力を貸すことになる。最初の仕事はお湯を凍らせてしまう雪女に温泉を楽しんでもらうこと。読みやすい文体でするっと読めました。若干読み足りない気もしますが、なんとなく続巻がありそうな雰囲気。2020/02/21
にゃうぴょん
9
金沢の小さな旅館の娘結月ちゃんが狐のあやかし達が営む経営不振の「オキツネの宿」の再建に関わるお話です。狐のあやかし達は可愛いしちょっと謎めいたカガリさんがお母さんといつのまにか文通していたというのも面白いです。2020/10/20
わぴねむ
7
もろ地元なので方言とかなんか逆にむず痒い気持ちになったけど。表紙がとてもかわいい。2020/03/13