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出版社内容情報
【ポルタ文庫】自信を無くした主人公が、名古屋の美味しいご飯を通して立ち直り、成長していく。駄菓子料理&美味しいお酒でお出迎え
内容説明
婚約者だと思っていた男にだまされ、大切にしていた両親の遺産まで奪われた挙句、住んでいた部屋からも追い出されてしまった黒川まどか。絶望のあまり川に身を投げようかとまで思い詰めていたところ、不思議な黒猫にスマホを奪われてしまう。思わず黒猫を追いかけたまどかがたどりついたのは、一軒の古民家。すると、黒猫がまどかの目の前で少女に姿を変え、自分を『屋根神』だと言い出した。おまけに、行き場のないまどかと、古民家の住人でワケアリらしい青年コウに、ふたりで店をやるようにと『ご宣託』を下すが!?なりゆきで開店した駄菓子屋バルを舞台に描く、出会いと再生の物語。
著者等紹介
神凪唐州[カンナギカラス]
第4回ネット小説大賞受賞作『異世界駅舎の喫茶店』(Swind名義/宝島社)でデビュー。神凪唐州名義の著作『大須裏路地おかまい帖あやかし長屋は食べざかり』(宝島社文庫)で日本ど真ん中書店大賞を受賞。名古屋めし専門料理研究家としての顔も持ち、各種メディアへの出演・寄稿も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりすけ
22
ひょんなきっかけから神様にスカウトされてバルを始めた人の話。主人公が芯がなくてふにゃふにゃなので、もっとしっかりしいよし!って思っちゃう。お店に来てくださるお客さんは良い方ばかりなので余計主人公にイライラ。もうちょっと頑張らな。テレビの取材って「タイチサン!」とかなのかな?←ローカルネタ。2023/09/25
なな
19
駄菓子を料理にアレンジするという古民家バル。面白い発想だなと思いました。神様トン子の名古屋弁、読みづらかったですが、可愛かったので許します笑 まどかとコウの今後も気になるので、続編が出てくれると嬉しいです。2020/03/24
俊一
18
名古屋、円頓寺商店街が舞台。明るくて、爽やかな、サクサク読めるお話でした。やはり、前向きな姿勢で生きることは、大切ですねぇ。楽しい作品でした。神凪さんは、名古屋飯、名古屋に関することを、発信続けておられます。なかなかコアですが、地元ですので、やはり愛着が沸きます☺️2020/12/10
MeGue
15
地元名古屋、四間道や円頓寺商店街が舞台。実家の近所にも屋根神様があったのでトン子さまを身近に感じた。主人公が作る駄菓子を使ったつまみがおいしそうだったのでぜひ作ってみたい。2021/01/07
きまたよ
13
名古屋・栄の丸善で著者サイン入りを購入。名古屋駅からほど近い古くからの街、四間道。四間道名前は幅が四間ある広い道ということ。恋人に騙されて何もなくなった女性が、四間道にある古民家に転がり込む。そこの管理人と黒猫(実は神様)とで、駄菓子をメインにしたバルをやりだす。四間道のあたりは昔からの駄菓子屋さんも多いのです。地元の人々に溶け込んで少々の妨害にも負けなくなっていく。さて、黒猫さんの神通力の回復を待ちましょうか。2020/05/24