内容説明
長い探索のすえ、失った記憶を取り戻して我が家へと帰り着いた夜蘇神銃児を待っていたのは、妻と子を惨殺した吸血鬼だった。血の魔術によって作り替えられ、縫い合わされた死体が彷徨う魔境と化した夜蘇神家。その中に閉じ込められた銃児を救うべく、仲間たちは彼の後を追う。銃児は過去を清算し、未来へ向かうことができるのか?サイコロを振っていくだけで、誰でも手軽に物語がつくれちゃう「サイコロ・フィクション」シリーズ『ブラッド・クルセイド』に第三巻が登場。リプレイ「窓を抜けて外に」に加え、新種族「変身者」や、限界を超えた狩人が囚われていく「狂気」、歴史上の人物を吸血鬼として登場させられる各種アビリティなどを収録。
目次
リプレイ「窓を抜けて外に」
世界概説パート3
狩人便覧パート3
吸血鬼入門パート3
著者等紹介
齋藤高吉[サイトウタカヨシ]
ゲーム開発を行う秘密結社、冒険企画局に所属するゲームデザイナー。徳島県出身。アナログゲーム、コンシューマゲームの開発に広く携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akiu
1
ブラッド・クルセイド3巻。銃児の陰惨な過去をねちねちと攻めるサドっ気満載の齋藤シナリオを展開しつつ、たまにアホな妄言が飛び出してニヤニヤするという、読んでいて非常に心揺さぶられる内容だった。システムも大尖りだし、読み応えありまくり。2021/05/31
水無月冬弥
1
冒険企画局(@Bouken_jp)のリプレイ #trpg 銃児メイン回だけあって、妄想力がぶっちぎりだぜ、ルール補完までされてやがる!2012/09/09
ひつぎ
0
そしてこの巻が一番好き。銃児さんかっこいいー!2017/07/28
知識万歳
0
血みどろのダークホラーと抱腹絶倒のダイナシが危ういバランスで渾然一体となったリプレイシリーズ第三弾。濃密な頻度で訪れるヒドい会話は笑いを堪えるのが大変だが、もともと過酷な境遇を背負ったキャラクターセッテイングである銃児さんがひとたびシリアスに振れると、とんでもない格好良さと哀しみが演出されで、不覚にもグッと来てしまう。あざとい!2013/01/04
akiyuki3
0
リプレイが出る度にルールが変わる。でもきっと遊びやすくなってる?2012/10/13