内容説明
吸血鬼たちの「協定」を破り、倫敦に渡った血社の吸血忍者牙峰。その討伐忍務を比良坂機関かる受けた鴉とハサミは日本を離れ、一路イギリスへと向かう。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、英国情報部の伊達男バスカヴィル、かなりあと瓜二つの吸血鬼夜鳴鴬、そして世界忍者連合を名乗る奇妙なローマ忍者だった。霧の街倫敦に、忍者と吸血忍者、そして世界忍者たちの恐るべき陰謀が渦巻く。サイコロを振っていくだけで、誰でもお手軽に物語がつくれちゃう「サイコロ・フィクション」シリーズ、『シノビガミ』の「退魔編」第2弾。リプレイ「龍動忍法帖」に加え、たくさんの流派データや妖魔データを収録。
目次
リプレイパート「龍動忍法帖」
ルールパート「忍術秘伝総要Ver.2.11」
著者等紹介
河嶋陶一朗[カワシマトウイチロウ]
冒険企画局に所属するゲーム作家。テーブルトークRPGやカードゲーム、ボードゲームなど色々なゲームを製作・紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
15
シノビガミリプレイ退魔編第2弾は〈龍動〉と書いて〈ロンドン〉と読ませる吸血鬼退治の物語。やー、しかし、全く霧の都っぽくないとこがご愛嬌ですな(笑)ニンジャにカイザーに始皇帝って…せめて敵役は正統派のヴァンパイアにして欲しかった(涙)カイザーの活躍ぶり(?)もさることながら、ヒゲさんの裏返りっぷりはやっぱベテランの味だなぁ。後はまぁ、やっぱりマンチさんのクライマックスでの搾り出しはスゲェということで。次巻は過去編とのことですが、怪炎は誰が演じるのかな?2012/03/08
yraurb
2
シノビガミ退魔編2冊目。記憶喪失男の鴉が依頼を受けて女装少年ハサミと魑魅魍魎(文字通り)の倫敦に行く話。秘密と居所の争奪戦が相変わらず面白い。未プレイなのでリプレイでの印象だが、たしかに前作より処理がすっきりした印象。一人増えたPCカイザーがいい味出してたw 2012/03/04
泥酔
2
ジェネラルカイザーは頭がおかしい2012/02/28
warimachi
1
読了。最後のマンチさんの提案には久々に鳥肌が立った。すごいです、アレは。2017/08/11
akiu
1
退魔編第2弾。キレイに終わりつつも次回へ続くな要素もあり、非常に面白かったです。【秘密】が絡み合って構築されているシナリオが美しすぎる。各キャラも素晴らしい活躍で、最初はただの「にぎやかし」にしか見えなかった、ジェネラル・カイザー・ローマが、中盤以降は大活躍して、最終的には最多の功績点をゲットしていたり、ラストでハサミ(というかプレイヤーのマンチさん)がひねり出した、いかにも TRPG といった解法など、読みどころ満載のリプレイでした。ルールパートの下位流派も、キャラバリが増やせそうで良さげです。2012/05/30