内容説明
失われた過去の記憶を映し出す魔法の劇場「幻惑館」。そこで、「沈思する五芒星」過越大夢は、自分の過去を回想する。運命の少女との出会い、頼もしき仲間たちの思い出、そして、恐るべき“禁書”を巡る戦いを…。明治から大正までの五十年。移ろいゆく月日の中で「不死」の魔法使いたちが見せる哀しい生き様を描く、大河リプレイ登場。
目次
リプレイパート「幻惑のノスタルジア」
ルールパート「魔法使いの心得第二回講義」
著者等紹介
河嶋陶一朗[カワシマトウイチロウ]
冒険企画局に所属するゲーム作家。「みんなで会って遊べるゲーム」をキーワードにテーブルトークRPGやカードゲーム、ボードゲームなど色々なゲームを製作・紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kazuyasi
2
明治〜大正期の怪人?(ラスプーチンやら)が現れ、且つ物語に絡んできます(もちろん単なるブラフキャラもいる)。知識がなくても脚注で補完されてます。 ストーリーは王道のラブコメでありながら、エンドは……、まぁ1巻での大夢さんの姿を考えると自然な流れかもしれません。リプレイとして非常に面白いです(PLとして参加したら吠えてますが)。 ルールパートは、機関が目玉です。「RP方針に枷がかかる」代わりに「特殊魔法が覚えられて、振りなおし等の特殊ルールが増える」となっています。RPしつつ、キャラを強くできますよ!2012/01/14
warimachi
1
6年振りに読み返しても負け確シナリオでしかなくて、この著者はホンマ……ってなってる。2024/08/18
warimachi
1
本当にキャンペーンシナリオじみたスケールの内容で、読み物としては感動的といっていいレベル。ただ既に言われているように、物理的に勝利条件が厳しすぎてゲームとして成立するかすら微妙な内容でもあった(それでもハンターズ・ムーン3巻よりはまだ希望らしきものが見えたが)2018/10/04
ようこ
1
図書館になぜか幻惑のノスタルジアだけあったので、1冊目を飛ばしてこちらへ。時系列的にはこちらが昔になるようで、読み終わったらやはり1冊目が読みたくなりました。大判ルルブの方を最初に手に取っているので、もはや順番がめちゃくちゃです。1サイクル目から条件がちと厳しすぎやしないか、敵が強すぎないかと不安に思っていましたが、まさかこんな結末になるとは。他の方が言っている通り、リプレイとしては楽しめますが、PLはしたくないな〜。うまく噛み合えば、ロールプレイがとても楽しそうなシステムだと思いました。2017/08/25
akiu
1
リプレイは、鬱展開自動生成システムの本領発揮といった感じでしたでしょうか。個人的には、物理的に調べきれない量の秘密を用意するシナリオに抵抗を覚えました。特に今回、プレイヤー側は成す術なくバッドエンド一直線て感じがしたので…。リプレイ自体はとても面白く読めたのですが(これをリプレイで載せちゃうんだ、というところも含めて…)、このシナリオをプレイヤーとして楽しめる自信はありません。システム自体は面白そうですし、今度やってみます。2012/02/06