内容説明
すべてが迷宮と化した世界、百万迷宮。キミは、そんな迷宮世界に無数にある小王国の王様だ。キミには、今、大きな悩みがあった。キミたちの大切な王国が、巨大な白鯨の化け物―島クジラによって、国ごと呑み込まれてしまったのだ!!キミは、親愛なる国民たちを救い出し、迷宮と化した島クジラの体内から脱出しなければいけない!稀代の迷宮職人フーゴ・ハルによる読者への挑戦!キミは、この迷宮から逃げ出すことができるかな?まったく新しい本の形をしたゲーム「ブックゲーム」をお楽しみあれ。
著者等紹介
河嶋陶一朗[カワシマトウイチロウ]
冒険企画局に所属するゲーム作家。「みんなで会って遊べるゲーム」をキーワードにテーブルトークRPGやカードゲーム、ボードゲームなど色々なゲームを製作・紹介している
フーゴ・ハル[フーゴハル]
挿し絵、ゲームデザイン、執筆等で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
123456789wanko
2
昔懐かしのゲームブックの進化版。「展覧会の絵」や「ブラックオニキス」を思い出しながらページをめくりました。すごいのは、鉛筆もサイコロも一切使わないで遊べる作りになっていること。むしろ鉛筆は絶対使うなと禁止されていて、そのことが独特の緊張感をだしています。キャラが軽めなので、その点は好みが別れそう。2013/02/11
akiu
1
傑作ブックゲーム。かつて、双葉社のファミコン系冒険ゲームブックシリーズしかやったことのない人間としては衝撃の連続でした。特にページ上部の使い方がすごくて、HP を表し、アイテムや仲間をページの端を折ることで記録し、迷路を描くことでマッピングが不要となる、という感じで、工夫溢れるデザインに興奮。他にも様々な細かい“ゲイ”が効いてて、とても楽しかったです。完全制覇とはいかなかったようなので、再チャレンジします!2012/03/17
ma-no
1
これは傑作! はじめてゲームブックをやるひとにも、昔からのゲームブックファンにもお薦めできます。テレビゲームの「自動生成ダンジョン」のおもしろさを、こんな形で表現するとは! かわいいイラストにも、パラグラフジャンプのヒントがたくさん隠されていて、実用的なのがいい。本の角を折るのはもったいないけど、ゲームとしての設計の凄さを実感するために、ちゃんと折ってプレイしましょう。2010/10/08
ロードスの騎士
0
ヒットポイント、武器他持ち物、味方にしたキャラの管理など、すべて本の該当ページを折って管理するようになっている。戦闘もサイコロでなく、数字を思い浮かべて、該当する数字なら、勝てるなど、テレビゲームに比べて、煩雑な点を解消できるように工夫されている。よくある、王子サマとお姫様の恋愛で終わるが、キャラが立っていて、感動できる。2014/12/04
じょりぃ
0
途中で挫折。迷路の数字・ページ数・項目の数字の3つを追いかけなければいけないのは、めんどくさすぎるし、実際どこかで間違えてしまう。また、これはゲームブックの宿命で、人気を失った理由のひとつかもしれないけど、ゲームオーバーになったときに最初から延々既読の項目を追いかけなければならないのは辛すぎる。2013/05/17
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