内容説明
日本と中国の武術に精通する金鷹拳の総教練が、螳螂拳、洪家拳など数百といわれる中国武術の全貌を図解で解説。
目次
第1章 総論(世界の格闘技における中国武術の位置づけ;中国武術の起源 ほか)
第2章 門派(門派とは;門派名と套路名 ほか)
第3章 技と文化(蹴り技;突き技 ほか)
第4章 兵器(兵器の分類;兵器の製作 ほか)
著者等紹介
小佐野淳[オサノジュン]
国際水月塾武術協会最高師範(ヨーロッパ数か国に支部あり)。台湾彰化縣振興社金鷹拳協会日本分会代表。日本金鷹拳総教練。米海兵隊キャンプ富士「柔術クラブ」師範。日本総合武道研究所主宰。浅山一伝流柔術、柳生心眼流兵術、渋川一流柔術(浅山一流棒術併伝)、力信流武術(棒・剣・居合)、天道流兵法(太刀・小太刀・二刀・短刀・杖・鎖鎌)、神道無念流居合、穴澤流薙刀、兵法二天一流、新免二刀流剣術の9流儀免許皆伝。ほかに数流儀を学ぶ。山梨県立富士河口湖高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
60
中国武術の武器は多種多様。 ひも付き手裏剣(使いまわしできて便利)とかは演武見たことある。 が、淡水雨傘、とかどう見てもベンチだよね(ジャッキーが映画で使ったらしい)という品には絶句。 演武でたいてい獅子舞がつく意味がわかった。2022/09/23
Sakie
11
本書で中国武術全体を把握するのは難しい。用語解説と分類程度で、思想はまず無理。それも致し方ない。古来中国において武術は各村単位で存在したし、異能の人が出て門派をまとめたところで、弟子たちがまた分派していく。整理する類のものでもないから、伝説、異説も多い。拳形など用語や用法が似たり、武器が共通なのも、区別しづらい要因だ。日本に"中国武術"が入ってきたのは1980年代、国交正常化後と日は浅い。元々野外で練習するものであり、演武服もごく新しい。だからペラペラなのね。伝統拳を名乗れど、真価は注意深く見定めるべし。2019/01/17
叛逆のくりぃむ
6
インターネットでは中々見つけられない情報が記載されている。情報もよくまとまっていて見やすい。2014/07/01
あーちゃん♪
4
何度も借りています。一通り目を通した程度だけど、いつ見てもやはり心が踊りますね。すごくよくまとめてあると思う。2018/03/25
マッチ
3
ざっとした基本的な知識は得られるけど、動き的な解説は不足してるかもしれません。2013/05/30