内容説明
主人公のほとんどが、剣士もしくは魔法使いであるファンタジー世界において、弓を主武器とする「アーチャー」は、地味な役回りを与えられていることが少なくない。しかし、史実における弓は、銃火器が登場するまであらゆる武器を凌駕する戦闘力を持ち、さらにその優秀な使い手は、戦局を左右する重要な存在だった。本書では、弓の名手のエピソードだけでなく、弓という武器と人類の歴史の結びつきまでを紹介していく。
目次
第1部 世界のアーチャー―伝説と実在の名射手物語(古代ギリシアのアーチャー;ヨーロッパ・オリエント世界のアーチャー;チベット・中国大陸のアーチャー;日本・アメリカ大陸のアーチャー)
第2部 弓矢の歴史(ヨーロッパの弓矢;オリエントの弓矢;中国の弓矢;日本の弓矢)
第3部 弓矢小事典(弓の章;矢の章;特殊な弓の章;特殊な矢の章;弩・弩砲の章;弓矢の実験の章;弓の流派と通し矢の章;付録:射法八節)
著者等紹介
森村宗冬[モリムラムネフユ]
1963年生まれ、長野県出身。大東文化大学中国文学科卒業。高校教員をへて執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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