内容説明
運命に導かれた8人の犬士が織りなす壮大な冒険活劇。一大伝奇小説の人物・ストーリー・アイテムを図解で解説。
目次
第1章 『八犬伝』と八犬士たち(『里見八犬伝』とは;『八犬伝』に描かれた時代 ほか)
第2章 八犬士をとりまく人々(里見治部大輔義実;杣木朴平/那古七郎 ほか)
第3章 『八犬伝』博物誌(八房;白龍 ほか)
第4章 『八犬伝』名場面案内(結城合戦;富山伏姫の洞窟 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D4C
14
この本のおかげで、ごちゃごちゃだった人間関係やそれぞれの縁が明確になって、より南総里見八犬伝の理解が深まった気がします。この本を読んで、思ってた以上に挿絵というのが多い作品で、実は本文では触れられていない事が挿絵で補われていたりと、八犬伝は挿絵も含めて楽しむ作品であるという事がわかりました。また、本来八犬伝は、八犬士が集った場面で終わりを迎える予定であり、人気があったためその後の話を続けた様子。だから、現代語訳ではその「おまけ的」最終場面があれだけはしょられてしまったのかなという気がします。2015/10/09
たまネギ子
1
八犬伝ガイドブック。細かいところまで解説があり、八犬伝ファンとして楽しめた。カバーそでの信乃と現八の絵が格好いい。月岡芳年の芳流閣両雄動という有名な浮世絵らしい。2017/03/30
shunkichi
0
面白い。原作の古文なんで、ほんとうに全部理解できてんのか、と思ったが、けっこう理解出来ている。原作また読みたくなるな。2013/05/13
木倉兵馬
0
里見八犬伝のあらすじとキャラ紹介でかんたんに入門するための一冊。私が知っていた話は前半の話だけだったの!? ってなりました。後半で合戦になるとは知らなかった……。2021/05/21
Kuliyama
0
悲願の里見八犬伝読破に向けて拝読しました。ストーリーや登場人物の大凡が分かり、これから頑張って岩波文庫に挑みます。2020/10/13