内容説明
古代ローマにおいて娯楽として提供された闘技会。そこでは、鮮血が飛び散る残酷な見世物が大衆の目を愉しませていた。その中でも、もっとも人気を博したのが剣闘士による一対一の殺し合いである。剣闘士の大半は、奴隷市場で買われた最下層の人間たちであり、消耗品さながらに扱われながらも、富と自由を得る可能性を信じて戦いを繰り広げた。本書は、闘技の歴史はもとより、剣闘士のタイプ、装備、生活まで解説している。剣闘士の世界を知るのに最適な1冊である。
目次
年表
歴史的背景
闘士の徴募
日々の生活
訓練
風貌と装い
剣闘士の心理
闘う剣闘士
引退
再現―あとがきに代えて〔ほか〕
著者等紹介
ウィズダム,ステファン[ウィズダム,ステファン][Wisdom,Stephen]
歴史への興味をもつに至ったのは中世のドラマにかかわったことが始まりである。それ以来、歴史への関心が著述とイラストに影響を与えつづけてきた。経験豊富な再現俳優でもある彼は、歴史ドラマが教科書に劣らない教育効果を持ち得ると信じており、さまざまな歴史にまつわる役柄を引き受けている。現在はイングランドの閑静な村を本拠として、執筆に、彫刻に、甲冑製作に専心している
マックブライド,アンガス[マックブライド,アンガス][Mcbride,Angus]
世界的な歴史画家として知られる。過去25年の間にオスプレイ社発行の書籍75点に作品を提供してきた。1976年からは南アフリカ共和国のケープ・タウンに居住し作品を世に送り出している。古代と中世の時代に卓越した才を見せた。生命を吹き込まれたこれらの作品が数多くの賞賛をもたらした
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感想・レビュー
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マーブル
とんび
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