感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
75
以前仕事で関わった子どもは、食べ物を万引き出来なかった夜は水に浸したティッシュを食べたと言っていた。日本で貧困状態にある子どもは6人に1人という。それでもテレビで特集されれば少女が叩かれ、成人すれば親を扶養する義務を叫ばれ、親となれば真っ当に子を育てられないと烙印を押される。無理解が貧困の連鎖を後押しする。餓死までいかなければ、人の気持ちは向かないのか。漫画家さいきまこの投稿に自著『神様の背中〜貧困の中の子どもたち』からの引用がある。「子どもに背を向けているのは神様なんかじゃない。私だ・・私たち大人だ」2016/09/18
ゆう。
25
本号では、戦争法の問題や子どもの貧困問題について取り上げている。そして、特集で「子ども食堂」について取り上げている。経済的に困窮していたり、地域から孤立している子どもや親に対して、居場所づくりとして「子ども食堂」が市民レベルの取り組みで拡がっている。本号では、それらの取り組みについて知ることができた。本号では取り上げられていないが、北九州市では自治体が「子ども食堂」に取り組む方針を決めた。今後は市民レベルの自由な取り組みを生かしながら、どのように公的責任を果たしていくのか考えなければならないだろう。2016/01/23
ツキノ
12
生活クラブグループのシンクタンクとして活動している市民セクター政策機構が発行している季刊誌。興味あるテーマなので購入、読み切った充実感あり(これまでなら積読していた可能性大)。ちょうどいまニュースでやっている野党5党が協力体制を強化していることの背景も書かれていておもしろい。ニュース番組や新聞だとさらっと過ぎてしまうことが雑誌でじっくり読めるのはいい。そういう機会を持たねばならぬ。2016/02/23
JUN PRESS
2
小生も、この本の中で、「子どもの貧困」に関する事件のルポなどを書かせて頂きました。こうした雑誌が、広く読まれる社会を望んでいます。2016/01/25
Yumi
0
こども食堂の事例として参考になりました✨ 問題は許認可だ…2016/03/13