出版社内容情報
コスミック時代文庫
【目次】
内容説明
「大きくなりたい」対峙する相手を圧倒し、怯ませ、威圧し、呑み込むだけの大きなものが欲しい。十一歳になる弁之助は、自分が何者かもわからず、何者になるかも知れず、ひたすらに手製の木刀を打ち据え続けていた。そんな中、弁之助は荒牧神社の神官の娘美禰と出会う。その圧倒的な高飛車な態度で、罵倒され翻弄され続けるのだが、「弁之助にはな、大きく育つものがある」と、奇妙な言葉を投げつける。やがて弁之助は、豪族の跡取り息子然茂ノ介と知り合い、その姉沙和瑪と一夜を過ごす。弁之助は、何かが変わり、美禰、然茂ノ介と山賊の里を目指す。剣に生き、のちに宮本武蔵と名乗る男の激動の旅路が始まる。
著者等紹介
花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年、東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で、第二回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。98年『皆月』で第一九回吉川英治文学新人賞を受賞、「ゲルマニウムの夜」で第一一九回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第三〇回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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