感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
crazy cool joe
5
シーザーの半生記的な本。J.A.シーザーの世界とかぶるところもあったけどこっちは本当に断片的なメモや歌詞やインタビューなどいろんな要素が散りばめられている。本としては読みにくいけどJ.A.シーザーや天井桟敷、そして寺山修司そのあたりの雰囲気というか空気感が感じられる。自分も舞台やってたけど未だに商業ベースでない演劇で第一線で活躍している彼はすごいと思う。これからも感動を通り越した衝撃を届け続けてほしい。2016/02/07
あーしぇ
2
読了。修司兄い様宛の直筆手紙が美しい恋文のよう…(涙)。紙面に鏤められた言葉から、シーザーの音が聞こえてくるから不思議である。2015/08/13
monado
2
人によっては異様な(シーザーファンにはおなじみの)魔術的言語によって綴られた自分史。散りばめられた断章もレイアウトも凝っていてすばらしい。ほとんど寺山修司へのラブレターとも思える回想に、その想いの深さを知る。2015/08/03
santiago
1
シーザーの頭の中を覗きみてDazed and Confused2016/04/18
晩鳥
0
J・A・シーザーの幼少期から新宿フーテン時代、寺山修司との出会い、天井桟敷、万有引力についてなどが書かれた自伝的作品。文章そのものだけでなく、文字の配置やシーザーが描いた絵、写真も相まって一つの視覚的な作品になっている。シーザーの世界に引き込まれる。本文中で「エトランジェのララバイ(異邦人の子守唄)」について発表する予定はないとしているが、バルバラ矮星子黙示録に収録されている。2021/11/10