出版社内容情報
コスミック時代文庫
【目次】
内容説明
日雇い暮らしの素浪人・矢吹平八郎は神道無念流の遣い手ながら朝寝坊の常習犯。今朝も諦め半分で、慌てて口入屋『萬屋』の暖簾を潜る。すると、なぜか笑顔で主人の万吉の出迎えを受ける。なんと十歳の少女おみよが依頼主として待ち構えていたのだ。父の怪我が治るまで蔵番の手伝いをしてほしいという。安い給金だが、おみよの利発さが魅力的なのと、万吉が給金の上乗せをしたので引き受けることに。ところが、その蔵はたびたび盗賊の襲撃を受けていた。おみよの父の怪我もそのためだった。蔵の中の荷以外に何か目的があると考えた平八郎は探索に動き始めたのだが…。やがて背後に潜む巨悪の自分勝手な欲望に気づいた平八郎、涙に濡れた憤怒の剣が鞘走る。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。刑事ドラマ、時代劇の脚本家や監督として活躍した後、2002年時代小説家としてデビュー。以降数々のシリーズを手がけ、一躍人気作家となる。2019年「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」シリーズで第八回日本歴史時代作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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