出版社内容情報
江戸は南伝馬町近くにある二軒の見世。
兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」で、
ことに「人情めし屋」と呼ばれる飯屋は旨い料理が評判を呼んでいた。
辻斬りに殺された駕籠屋の巳之助らの年忌も明け、晴れて祝言を挙げることになった為吉とおすみ。
「江戸屋」は、めでたい話に浮かれる日々だった。
だが一方で、剣豪同心・月崎陽之進と鬼与力・長谷川平次の周辺では、不穏な事件が続いていた。
町中の剣術道場が立て続けに狙われ、幾人もの死人が出たのだ。
陽之進らの探索によって目星がついた下手人は「破邪顕正流」と名乗る旗本の三男坊たち。
剣豪同心らはねぐらを突き止め乗り込むが、敵は邪悪な剣を操る曲者で…。
内容説明
江戸は南伝馬町近くにある二軒の見世。兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」で、ことに「人情めし屋」と呼ばれる飯屋は旨い料理が評判を呼んでいた。辻斬りに殺された駕籠屋の巳之助らの年忌も明け、晴れて祝言を挙げることになった為吉とおすみ。「江戸屋」は、めでたい話に浮かれる日々だった。だが一方で、剣豪同心・月崎陽之進と鬼与力・長谷川平次の周辺では、不穏な事件が続いていた。町中の剣術道場が立て続けに狙われ、幾人もの死人が出たのだ。陽之進らの探索によって目星がついた下手人は「破邪顕正流」と名乗る旗本の三男坊たち。剣豪同心らはねぐらを突き止め乗り込むが、敵は邪悪な剣を操る曲者で…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て98年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、幅広いジャンルの作品を発表し、2008年『火盗改香坂主税影斬り』(双葉文庫)で、時代小説家としてデビュー。料理、俳句、音楽ほか多彩な知識を生かした作風は、多くの読者を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。