内容説明
置屋の用心棒である源之丞は、嫁探しのために身分を隠して市井にくだってきた、左和島藩の若さま。だが、肝心の目的はどこへやら、ひそかに身につけた忍術と剣の腕前を武器に、霧隠才蔵を名のって物騒な事件に首を突っこみ、闇夜を駆けまわる始末。そんな源之丞にも、じつのところ気になる娘はいた。居候先の置屋の娘、お比美である。だがこのお比美にも、下野古川藩の姫という裏の顔があり、しかもなにやら命を狙われている様子。こんなややこしい状況のなか、風魔の残党…果ては柳生一族までもがかかわってきて、ますますと騒ぎは大きくなるばかり。はたして、源之丞とお比美の恋の行方やいかに?人気シリーズ第三弾!
著者等紹介
聖龍人[ヒジリリュウト]
佐賀県有田生まれ。日本大学卒業後、内外タイムス入社。その後、新聞、雑誌などのライターを経て、作家となる。気学、呪術研究家としての顔も持ち、占星術、姓名判断など易学の分野でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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