内容説明
自らの死を装って家康を欺き、次男・信繁とともに大坂入城を果たした真田昌幸。天下一の策略家と言われ、徳川と戦えば必ず勝つと崇められた男は、大坂城に五つの出丸を築き、攻撃型の城とする。二十万の大軍で攻めあぐねた徳川勢は講和へ持ち込み、大坂冬の陣は幕を閉じた―はずであった。だが、豊臣勢は約定破りを理由に、再び反攻に打って出る。突如の攻撃を仕掛けられて打撃を被る徳川軍。家康は松平忠直を殿軍に残し、駿府へ撤退、軍略の立て直しを図った。これを見た昌幸は秀頼に、驚愕の進言をする。そしてこの時…将軍・秀忠が帰還した江戸の町では、昌幸が練り上げた、予想だにしない罠が張り巡らされていたのだった!いま甦る、戦国戦記シミュレーションの名作!!
著者等紹介
中里融司[ナカザトユウジ]
1957年、東京都出身。武蔵大学卒業。八年間の会社勤めの後、文筆の道を志し、1994年、学研歴史群像大賞優秀賞、メディアワークス電撃ゲーム小説大賞銀賞を受賞。時代小説、本格歴史小説、架空戦記小説など、多彩な分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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