内容説明
掛け軸の中、絵姿の美少女にそそられ、思わず手すさびをしてしまうと、その刹那、絵の中の美少女は現実のものに…。綾香と名乗る美少女は淫気をつかさどり、絵の中から解き放ってくれた者に不思議な力を与えてくれるのだ。綾香の力を授かり、大火のさなか主人の娘を救い出して、逆玉の輿に乗ることになった薬種問屋の奉公人・利助。直後に起きた見世物興行主殺しに巻き込まれ、二人の女素破、男勝りの女目明かしにつけねらわれてしまう。だが、迫る危機に利助は妖しの力で立ち向かい、逆に女たちを虜に…。大好評書下ろし時代シリーズ、第四弾!
著者等紹介
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年1月2日、神奈川県横須賀市生まれ。県立三崎高校卒業後、数々の職業を経て、二十三歳で官能作家デビュー。熟女もの少女ものに関わらず、匂いのあるフェチックな作風で人気を博し、その著作は2019年12月現在、五九〇冊を突破している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 幻華 文春文庫