内容説明
大江戸を揺るがす怪事件の数々…。これらに日夜挑戦するのは、筆頭の早水茂太夫や若手の千秋城之介を始めとする、南町奉行所定町回り同心の六人衆であった。とくに城之介は、その推理力にかけては天下一品。だれもが想像だにしなかった下手人を次々にふん縛っていた。ある日、大川で逆立ち女の幽霊を目撃した者が続出、江戸を震撼させた。それは、とある商家の後家の姿であったが、本当に霊なのか。城之介は閃いた。そして、意外な男の前に現れるのであったが―。
著者等紹介
島田一男[シマダカズオ]
1907年、京都府生まれ。満州日報社にて新聞記者を務めた後、1947年、雑誌「宝石」の短編懸賞入選作『殺人演出』で作家デビュー。1951年、『社会部記者』で探偵作家クラブ賞を受賞。1971年、日本推理作家協会理事長に就任。1996年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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