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内容説明
困窮したボアモルティエ公爵家の娘アリアドネは借金の形に王妃専属の待女として王宮で働くことに。それを取り決めたのは王子マクシミリアンで、彼は城の回廊でキスを仕掛けてくる不埒で強引な男だった。反発するアリアドネだったが、つらいいじめや暴漢から救い出されるうちにいつしか胸の鼓動がおさえられなくなる。たくましい胸に抱かれ、甘い痺れに彼から離れがたくなって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
7
うーんなほう。お話本体は大変王道。すらすらよめます。しかしイマイチ盛り上がらないというか、二人の王子の間でまどうハズのヒロインの心情が、最初っから片方の王子の方にしか行ってなかったり、ヒーローも、一瞬会っただけでその瞬間に嫁にもらいに来る宣言とか、おめーはホントに王子か!とつっこみたくなったり、ライバルの子が小物だったり、もうちょいなんとかドラマチックに盛り上げてもらえたら面白かったんでないかなーと思うです。なにか、足りない感じなんですよね。多分に設定的は好みなのですが。ううむ。2017/10/16
蝶よ花You
6
絵師買い。天野ちぎりさんの絵はやはり秀逸。できることならもっと大量に挿絵を増やして頂きたいくらいです。文章は初読みの作家さんでしたが...う～ん...。同じような言葉の使い回しが多く、表現がまだ拙い感じがします。無理にこういう描写のあるレーベルで書かず、他のレーベルで書かれた方が良いのかも？と思いました。想像力を掻き立てる文章と説明足らずな文章では全く違いますので。でも、設定自体は王道で安心して読めます。2013/06/20
いちご大福
5
挿絵が天野ちぎりさんだったので、喜び勇んで購入。破産寸前の家の為に王宮で働くことになる公爵令嬢のヒロイン。王妃の甥は子供の頃に結婚の約束を交わした少年に似ている。それなのに、気になるのは強引で皮肉ってばかりの王子…。真相は簡単に予測がついてしまって驚きはないものの、読みやすくて面白かった。2013/02/21
加那
4
俺様ヒーロー嫌いじゃないですが、その「段取り」で常勝将軍なのか？！とか、政治の世界辛いぞ？とか思ってみたり（笑）ヒロインは健気ですね。ありがちな展開ですが、最後残りページにあれ？とか思ってみれば、最後にもうひと押しあった。映画的な（笑）色々詰め込んだお話しでしたが、私は面白かったです。政治的な事件とか何も無いんですけどね～☆2013/03/18
ゆきっぺ
3
天野さんの絵に惹かれて。当て馬のジェロームの存在が中途半端。初恋の相手に似ている程度に留めておいて、二人のすれ違いをからかったり、城内の事件の犯人探しに協力させる方が、キャラが活きたかも。ヒーローのマクシミリアンのプレイボーイ設定も不要。王子様なんだから、多少の女性経験はあってもおかしくないけれど、どう見ても硬派キャラだよね。2014/11/08
