内容説明
昭和9年の次期戦艦研究会での藤本喜久雄造船少将の提案が実現し、航空戦の時代を生き抜くための超航空戦艦「大和」が誕生した。排水量7万トン、主砲50口径50センチ四連装砲塔3基12門をすべて艦首に配置。艦尾にはV字型の飛行甲板を備え、20機の艦載機を搭載する。さらに山本五十六長官は、通信施設の完備した横浜日吉台の連合艦隊司令部から作戦全般を指揮することを決定した。これにより超航空戦艦「大和」が最前線に出ることが許可されたのだ。艦隊人事も改変され、南雲忠一海軍中将が司令長官代行に任命された。南雲中将は、実質的に最高統帥をまかされたことで、生まれ変わったように積極的な作戦を次々に繰り出す。痛快無比!超航空戦艦「大和」が暴れまくる傑作シミュレーション戦記、第一弾。
著者等紹介
遠藤昭[エンドウアキラ]
1927年、東京新橋に生まれる。中学卒業後、終戦まで20カ月間を海軍施設本部の書記生として勤務。終戦後、塗料メーカーに入社、定年まで勤務する。サラリーマン時代から日本海軍資料の収集に努め、その範囲は軍民問わず、幕末から1952年までと幅広い。現在は戦前船舶研究会渉外担当として後進の指導にあたっている。『究極の連合艦隊』(学研)、陸軍船舶戦争(共著・戦誌刊行会)等の著書のほか、戦史・兵器ムック本に多数の執筆記事を寄せている
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