内容説明
平成15年1月、横須賀基地を出港したアメリカ海軍太平洋第七艦隊の空母キティホークと輸送艦ラパハノックは、正体不明の銀色の粒子が降りそそぐという超常現象に遭遇する。混乱を避けるため、母港横須賀基地に帰港しようと浦賀水道を抜けたが、なんとそこは昭和19年の帝国海軍横須賀鎮守府であった…。突然現れたキティホークに対して、臨戦態勢で臨む日本海軍水上警備隊。多数の艦船と兵が出動し、キティホークは制圧される。日本軍の捕虜となり、あくまでも抵抗の姿勢を崩さないキティホークの乗組員たち。しかし、これから起こるであろう悲惨な大量虐殺―東京大空襲、原子爆弾投下―に思いいたり、アメリカに対する愛国心との葛藤の中で彼らの心も複雑に揺れ動きはじめた…。青い目をしたサムライたちが、現代の最新兵器を駆使して、米太平洋艦隊に猛撃を仕掛ける!そして背後に控える史上最大最強の戦艦「大和」の艦影。
著者等紹介
秋山康郎[アキヤマヤスロウ]
1957年東京生まれ。出版社、業界紙に勤務するかたわら、歴史関係の雑誌や文芸雑誌に作品を掲載、時代小説のアンソロジーに寄稿するなどの活躍をしていたが、執筆業に専念するためフリーに。池端洋介の作家名で『闇旗本』シリーズも刊行している。現在意欲的に、歴史小説や時代小説を執筆
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