内容説明
あまいおかしの大好きなおひめさまがいました。なまえをチョコレータルトタタンババロアクッキーゼリーケーキマカロンマドレーヌプリンパフェキャラメルキャンディーアイスクリームといいましたが、ながいのでチョコレータひめとよばれていました。
著者等紹介
もとしたいづみ[モトシタイズミ]
絵本・童話作家・翻訳家。出版社勤務を経て、子ども向けの作品を書きはじめる。『どうぶつゆうびん』(絵・あべ弘士/講談社)にて、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。また『ふってきました』(絵・石井聖岳/講談社)にて、日本絵本賞・講談社出版文化賞絵本賞をW受賞。ユーモアのセンスに優れ、言葉のおもしろさ・語感の響きを生かした楽しい作品を次々に生み出している
樋上公実子[ヒガミクミコ]
関西学院大学卒業後、OL生活を経て、画家に専念。現在までに27回の個展を始め、雑誌、本等様々な分野で活躍。そのオリジナリティあふれる華やかな世界観で多くの一流作家に愛され、小川洋子・赤川次郎・松本侑子・阿刀田高・林真理子・田辺聖子等の作品の挿絵/装丁画を担当している。作品は非常に人気が高く、スイーツ・チョコレートなどの商品パッケージデザインも手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
66
絵本。お菓子が大好きなお姫さまの名前は、チョコレータルトタタンババロアクッキーゼリーケーキマカロンマドレーヌプリンパフェキャラメルキャンディーアイスクリームという。長いのでチョコレータ姫と呼ばれている▽ある風変わりな男が、姫に魔法のチョコレート「アステーオ」を差し出した。それを食べた姫が触ったものは、みんなお菓子に変わってしまう。お姫さまは喜ぶが、王さまは困ってしまう。姫の魔法をといた者は、褒美として姫と結婚できるとおふれを出した。姫はお気に入りのお菓子職人カカオをお菓子に変えて後悔する。パックは何者?2023/07/02
たんたん(休みます)
44
甘いお菓子の大好きなお姫様がいました。名前は長いのでチョコレータひめと呼ばれていました。美味しくて珍しいお菓子を貪欲に求める姫の前に、手に触れた物がすべてお菓子に変わるという魔法のチョコを男が持ってきました。姫はそれを食べてお城の中はお菓子だらけに。姫は喜びますがある事件が起きて…。布団がほかほか香ばしいパンケーキに、枕がしっとりしたロールケーキに!いったいどんな夢が見られるのかしら。お菓子大好きな人にオススメ。数々の豪華なお菓子の絵を見るだけで幸せ気分に。お腹が空いている時はちょっと辛くなるかも。2016/12/26
ヒロ@いつも心に太陽を!
33
こってりとした甘いチョコレートをイメージさせる深みがあって絶妙な色使いに満ちた絵本。触れたものすべてがお菓子になるとか、私も甘いもの(特にチョコレート)は大好きだけどそれは嫌かな(´д`*)個人的に絵はおしゃれなスイーツカフェにこの絵本が飾ってあってもいいくらい素敵だとは思うけれど、お話はいまいちピンとこなかった・・・。「もしや青年は『実はどこかの国の王子さま』とか?!」とベタな展開を危ぶんでいたら本当にただのパティシィエだったからその点はなんとなくよかった(笑)2013/08/05
ヒラP@ehon.gohon
31
手でさわるとなんでもお菓子に変わってしまうなんて、次第にお菓子アレルギーになってしまうようなお話です。 おまけに少女雑誌のようなメルヘンチックな絵で語られる恋物語です。 バレンタインデーに一人読みするのがいいかも。 ちょっと自分の予想以上の甘さでした。2022/02/14
のえる
27
図書館本。雑誌MOEで紹介されていた絵本。 お菓子がだ~いすきなお姫さまのお話。風変わりな人からもらったアステーオというチョコレートを食べたことがきっかけで一騒動起こる。 ロールケーキの枕やホットケーキの布団、チョコレートの小川などお菓子好きの人にはたまらないであろうと思われた一冊。2020/12/04