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内容説明
高校を卒業し4月から栃木市役所で働くことになっていた五祝神奈(いわい・かんな)は、採用辞令交付式でなぜか「今すぐに桜田門前(宮内庁)に来るように」という指示を受けた。そこで受け取った辞令は、栃木市役所ではなく、なんと特別国家公務員―宮内庁式部寮神祗院第壱課神祗官(かんづかさ)としての配属辞令であった。
著者等紹介
くしまちみなと[クシマチミナト]
『かんづかさ』が小説デビュー作。専門学校で講師をしていることもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾瀬ちかこ
7
地方公務員になる予定だった天然主人公が、あれよあれよと言う間にちょっと特殊な国家公務員に…… 日本神話の要素有りで難解な用語もありますが、スラスラと読めてしまいました。主人公の周囲の人物もキャラが立っていて読後感は爽やか。クトゥルフ神話の要素は少なかったですね。トンデモ設定と思いきや、リアルな設定と裏付けで珍しいタイプのラノベと感じました。2012/02/08
シュエパイ
7
地方公務員の事務方として採用されたはずが、宮内庁御付の戦闘部門へ編入させられた少女の奮闘、っと。あぁ、忘れられた/見捨てられた/まつろわぬ神様が一杯出てきそうなお話だなぁ♪このみ、このみ。日本の神々、細かいところまで考えると、やたらバラエティ豊かだからなぁ・・・2012/01/09
カマー
4
神道+クトゥルフ物という触れ込みでとある本屋のクトゥルフコーナーに置いてあったので思わず購入 実際にはクトゥルフ成分は低めで神道中心 要は巫女さんによる妖怪退治物だがクトゥルフの知識があればニヤリとしてしまう場面が多い 2014/05/14
F.key
3
あとがきを読んでそういやクトゥルフ要素も入ってたんだっけ、と思った。事前情報で知ってたけどキャラや表紙が和寄りなのも手伝ってすっかり忘れてました(笑)キャラも王道っぽいし、設定も個人的に好きそうなので続きも読みたいですね。某ゲームにハマりつつあるお蔭でミシャグチ様を幼女で想像してたのは内緒だ。2012/02/25
ちゅるふ
3
菊地秀行さんのところの工藤明彦さんは、「夜狩り省」の後継のこっちに就職すべきだったのではなかろうか。わが心のふるさと、夜刀浦が出てくるけど、まだ本格的参戦には至ってない様子。海のマーシュ、山のウェイトリィに並ぶ一族とか出てきてもらいたいものです。2012/02/21