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内容説明
くろいばけものは、めばかりひからせてあたりをみまわしました。「しっぺいたろうはおるまいな、おるまいな」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
27
こちらも読み聞かせで読んでいただいた本。インフルエンザ流行のため、久しぶり。しっぺいたろうは、我が地元のゆるキャラ「しっぺい」のもとになっている。霊犬で化け物を退治する。でも、どうして化け物は、しっぺいたろうが苦手なのだろう。「しっぺいたろうはいない?」と化け物が呟いているのを聴いたお坊さんが、しっぺいたろうを探しに行く。苦手なものを呟いてしまうのが、なんともご愛嬌。どうして我が地元と繋がるのか、もう一度、調べないと、、。2018/02/15
いっちゃん
7
勇敢な男がばけものを退治するんじゃない、まさかの犬がヒーロー。お坊さんもなかなかやけど、縁の下のちからもちに。ばけもの、ばかやな。2018/08/24
おはなし会 芽ぶっく
6
紙芝居との比較。2020/05/12
そらこ
5
紙芝居(田島征三画)で読んだので読み比べ。旅の坊さんが、屋根に白羽のたった家の娘が山の社の神様にとられると聞く。そこで社に行ってみると、化け物がいた。化け物は「丹後の国のしっぺいたろう」を恐れているようだ。ぼうさんは丹後へ探しに行き、大きな犬のしっぺいたろうを連れて戻る。坊さんが犬と一緒に戦うの紙芝居とちがうが、物語の流れは、紙芝居とほとんど同じ。日本の農村や山の社を写実的な日本画で描いているので、こちらの方が現実味があり、不気味でおそろしい感じ。昔話というより伝説だろう。読み聞かせ6-7分2018/07/24
かっぺ(こと悩める母山羊)
5
★4歳 「大きな白い犬」というキャラクターはどうしてこう魅力あるのか。序盤の化け物達の「しっぺいたろうは おるまいな おるまいな」というセリフ回しと相まって描かれる絵が恐ろしい。2014/06/09