出版社内容情報
著者は、40年近く甲状腺疾患を診てきた専門医。
甲状腺疾患について広く理解を深めてもらおうと
このたび小説を上梓しました。
本書は、甲状腺医療に情熱を注ぐ医師、孝太郎を主人公にし、
甲状腺とさまざまな人々とのかかわりをまとめた短編小説集です。
また巻末には、各話でテーマとなっている
甲状腺疾患・甲状腺について、医学的な解説を行っています。
小説と併せて参照し、甲状腺に対する知識を
少しでも深めていただければ幸いです。
【目次】
はじめに
第1話 レモン
第2話 康子さんのセーフティ・ネット
第3話 カエルの子
第4話 レモネード
第5話 山椒は小粒
第6話 アスリートの彼女
第7話 寛容と忍耐と
第8話 コツコツいこう
第9話 二人の医学生
第10話 リトープスと河原の石
第11話 二人の岡野さん
第12話 オールドフレンズ
ドクター甲之介の甲状腺解説
おわりに
内容説明
甲状腺をテーマにした小説の、本作は短編集である。バセドウ病をテーマの中心とした前作とは違い、本作には、橋本病や、甲状腺乳頭がん、無痛性甲状腺炎、あるいは非甲状腺疾患など、さまざまな疾患が登場し、各話の主人公たちはそれぞれの病や不調を抱えながら、日々を懸命に過ごしている。また、それを見守る家族、医療者も、同じように不安や葛藤に襲われ、また、希望や情愛に包まれて暮らす。一話完結ではあるが、各々が微妙につながり合っており、そのあたりも楽しんでいただけることと思う。
著者等紹介
山内泰介[ヤマウチタイスケ]
医療法人山内クリニック理事長。日本甲状腺学会認定専門医。愛媛大学医学部卒業、同大学院修了後、野口病院(大分県別府市)、東京女子医科大学内分泌外科、伊藤病院(東京都渋谷区)で内科・外科を問わず甲状腺の総合診療にあたる。1994年に山内クリニックを埼玉県川口市に開設。2012年には甲状腺診療の医療水準を上げるため、甲状腺疾患専門クリニックとして埼玉県さいたま市(大宮)に移転するとともに、埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県川越市)内分泌・糖尿病内科客員准教授を兼任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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