出版社内容情報
「同じ歯の銀歯が何度も取れる」「同じ歯ばかりが痛む、虫歯になる、しみる」・・・
皆さん、歯の治療でこういう経験はないでしょうか?
普通、虫歯などは一度治療が終われば、短期間で同じ歯が悪くなる事は滅多にありません。
ただ、そういう訴えをしてくる患者さんが多くいらっしゃることも事実なのです。
それはナゼか?
歯科医になって40年、開業して35年を超える治療実績を持つ著者はそれをずっと考えてきましたが、あの時気付いたのです。
「ブラキシズム」が原因だと。
(「ブラキシズム」とは、「歯ぎしり」「噛みしめ」「食いしばり」などの噛み癖の総称)
「ブラキシズム」という考え方自体は20世紀初頭には知られていました。
当時はあくまで「クセ」であり、病気ではないという考え方です。
ただ、近年の歯科医学の研究の結果、単なる「クセ」では片づけられず、口の中に多くの問題を引き起こす原因になってきているという事が分かってきています。
ところが、患者さんだけではなく、歯科医師の中でもまだ広く知られていないのも現状なのです。
著者は現場での治療を行うにつれ、一般の人に広まっている症状だということに危機感を持っています。
そもそも「ブラキシズム」の多くは無意識、あるいは就寝中に行っているので、本人は気付いていない事が厄介な点です。
端的に言えば「ブラキシズムが歯を壊す」のです。
著者は「ブラキシズムをどうするか」という問題、そして解決法・治療法を読者の皆さんと共有したいと思い本書を書きました。
【目次】
はじめに
第1章 あなたのお口の悩み、「ブラキシズム」が本当の原因かもしれません
第2章 虫歯や歯周病とブラキシズムの深い関係
第3章 歯科の治療法とブラキシズム ―ブラキシズムで咬合が崩壊する!?
第4章 ブラキシズムの治療 ―治せなくても軽くすることはできます
第5章 大事なお口を守るための予防歯科医療
第6章 歯科医院との上手な付き合い方
おわりに
内容説明
歯を一生持たせるために大切なことは、虫歯、歯周病などの早期発見・早期治療、噛み合わせ(咬合)の定期的なチェックですが、それに加えて、ぜひ「ブラキシズム対策・治療」を考えてみてください!自分では気づかない「クセ」が、虫歯、歯周病の原因になっている!?
目次
第1章 あなたのお口の悩み、「ブラキシズム」が本当の原因かもしれません
第2章 虫歯や歯周病とブラキシズムの深い関係
第3章 歯科の治療法とブラキシズム―ブラキシズムで咬合が崩壊する!?
第4章 ブラキシズムの治療―治せなくても軽くすることはできます
第5章 大事なお口を守るための予防歯科医療
第6章 歯科医院との上手な付き合い方
著者等紹介
池上正資[イケガミマサスケ]
東正(とうせい)歯科医院院長。1958年、長野県駒ヶ根市生まれ。1983年、松本歯科大学卒業。いくつかの歯科医院勤務ののち、1987年、長野県駒ヶ根市にて「とうせい歯科医院」を開業。1980年代後半から現在にかけて、P.G.I総合歯科診療コース、P.G.I成人矯正アドバンスコース、P.G.Iペリオ・インプラントセミナーなど、多くのP.G.I(寿谷一先生が1984年に創設した咬合学の研修所)コースを受講し、咬合の大切さ、奥深さについて学びながら研鑽を積む。そして、実際の患者さんの症例などから、虫歯や歯周病に、ブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり、噛みしめなど)が関係しているのではないかと確信するに至る。現在は、ブラキシズム対策を加えた歯科治療・予防歯科に当たっている。日本顎咬合学会会員。長野県歯科医療管理学会会員。歯科放射線学会会員。日本顎咬合学会・かみあわせ認定医。P.G.I.Club会長。P.G.I.咬合・顎関節症コース・インストラク夕ー。ICOI(国際インプラント学会)会員。ICOI認定医、ICOI認定指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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本詠み人
Humbaba