出版社内容情報
本書の著者は愛知県豊田市で葬儀社を営む2代目社長です。
なぜ、葬儀社の2代目社長が事業承継の本を出すのか・・・
それは著者自身が親から事業承継した身であることと、
葬儀社だからこそ「跡継ぎにきちんと事業承継することの重要性」に気づくことが多いという理由からです。
意外かもしれませんが、お葬式の現場というのは事業承継に関連する業態です。
なぜならば、お葬式は代替わりする喪主の襲名披露の場でもあるからです。
会社の社長が亡くなった場合には、故人の名代として「新たに私が会社を引き継ぎますよ」というお披露目の場になるわけです。
世の中の事業承継の本は著者が税理士さん等で、経営面から見たものが多くあるように思いますが、実はそういう税務的なものより大事なことがあります。
事業承継がうまくいくかどうかは、実は事前の準備・心構えが非常に大事なのです。
本書では、葬儀社の2代目社長だからこそ気づくことができた事業承継のイロハについ
てまとめています。
これから事業承継させようと思っている親御さんはもちろん、
事業承継をする側の子どもにとっても知っておくべきことを網羅しています。
本書が事業承継のバイブルとして、中小企業の社長さんと次期社長さんのお役に立てば幸いです。
内容説明
先代の子飼い役員は遠ざけるべき!世襲の強みは「帝王学」にあり!先代から次代への三種の神器とは?破産と倒産の違い、理解してますか?現場の最前線で戦う経営者だからこそ書ける、後継者として必要なノウハウが満載!
目次
第1章 葬儀社の2代目社長のどん底からの脱却(家業を継ぐ気にさせた「祖母の死」;経営者としての糧になった挫折 ほか)
第2章 葬儀社の2代目社長が見た事業承継の現実(深刻化する中小企業の後継者不足;事業承継させる側とする側の意識の断絶 ほか)
第3章 事業承継に失敗しない重要なポイント(親は自分の価値観を押しつけず、子は努力を怠らない;世襲の強みは、生まれながらにして「帝王学」が身につくこと ほか)
第4章 事業承継だけではない、経営者として必要なこと(廃業に追い込まれる中小企業の経営者たち;2020年問題と働き方改革 ほか)
著者等紹介
三浦直樹[ミウラナオキ]
1975年愛知県豊田市生まれ。2005年、株式会社FUNE(フューネ)の代表取締役に就任。2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の拡大を図る。『感動葬儀。』をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350社納得度ランキング(2月14日発売)」で全国第1位に。一方、葬儀業者のための専門学校「フューネクリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他者への発信を続ける。終活のプロ、経営コンサルタントとしても全国で講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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