出版社内容情報
昨今の医療事情は惨憺たるもので、
著者が求めている全人的な視点を持つ医師、医療機関は
極めて不十分と言わざるを得ないのが現状です。
心療内科と標榜する医療機関は増えましたが、
その9割以上は全人的ではありません。
著者の理解では、心療内科は患者さんを
生物学的・心理学的・社会学的・実存的な面から診察し、
身体科(内科)的・精神科的・東洋医学的・心理療法的に治療する科です。
実際に、さまざまな組み合わせで治療することで、
劇的に改善する例を多く経験するようになりました。
著者はこの全人的医療こそが究極の医療と考えています。
本書でそれを余すことなくお伝えしています。
まえがき
第1章 私の歩み
第2章 心身症について
第3章 身体的アプローチについて
第4章 精神科的アプローチについて
第5章 心理的アプローチについて
第6章 治療的自己について
第7章 レジリアンスについて
第8章 その他の症例Q&A
あとがき
飯森 洋史[イイモリ ヒロフミ]
著・文・その他
内容説明
昨今の医療事情は惨憺たるもので、私が求めている全人的な視点を持つ医師、医療機関は極めて不十分と言わざるを得ないのが現状です。心療内科と標榜する医療機関は増えましたが、その9割以上は全人的ではありません。私の理解では、心療内科は患者さんを生物学的・心理学的・社会学的・実存的な面から診察し、身体科(内科)的・精神科的・東洋医学的・心理療法的に治療する科です。実際に、さまざまな組み合わせで治療することで、劇的に改善する例を多く経験するようになりました。私はこの全人的医療こそが究極の医療と考えています。本書でそれをお伝えします。
目次
1 私の歩み
2 心身症について
3 身体的アプローチについて
4 精神科的アプローチについて
5 心理的アプローチについて
6 治療的自己について
7 レジリアンスについて
8 その他の症例Q&A
著者等紹介
飯森洋史[イイモリヒロフミ]
医学博士。飯森クリニック院長。都立大学附属高校を卒業後、自然と人間との関わりに興味を持ち、埼玉大学理工学部建設基礎工学科に進学するが、医学の道に進むことを決意する。そして同大学を卒業後、富山医科薬科大学(現富山大学)医学部医学科に進み、医師となる。卒業後は日本大学医学部第一内科へ入局し、板橋病院第一内科・救命救急センター、光が丘病院内科、韮崎市立病院内科で診療を行い、横浜労災病院心療内科で研修後、日本大学板橋病院心療内科で外来を担当する。その後、国立精神神経センター神経研究所免疫研究部へ研究留学し、博士論文を執筆する。さらに、社会保険横浜中央病院呼吸器科・アレルギー科医長を経て、2000年に飯森クリニック(内科・心療内科・アレルギー科)を開設し、国際心理社会実存医学研究所も併設する。そして現在まで、同クリニックでは身体科(内科)的、精神科的、東洋医学的な診療を行い、同研究所では(自身だけでなく各専門領域の臨床心理士による)心理療法を行い、全人的医療を展開して数多くの多種多様な心身症者を救っている。心療内科専門医、内科学会認定医、日本催眠医学心理学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。