出版社内容情報
有名鍼灸専門学校の校長であり、
多くの著名治療家に学んできた著者は
臨床面での「診断」の重要性について、
教育現場で繰り返し伝えています。
的確な診断ができなければ、
治療法を間違えるケースが起こり得ます。
東洋医学・手技療法の世界においても、
「客観的な診断→的確な治療」が求められて当然です。
著者は、患者さんの状態を客観的に診断し、
治療後も治療結果を客観的に
診断できる療法を求め続けてきました。
患者さんにも今の状態が説明できますし、
治療後にその診断法を用いれば、治療の効果も確認できます。
さらに、症状や病態と客観的診断を
重ね合わせることで、治療家としての
スキルの上達もはかれます。
独創的な新たな治療法を編み出すことも、
決して不可能ではありません。
患者さんを診断して状態を説明でき、
患者さんと一緒に歩み、「治せる治療家」に
なってほしいと著者は提言します。
本書では、専門誌「からだサイエンス」誌に
長年連載してきた「東洋医学の治療法の旅」で
紹介してきた様々な治療法を紹介していきます。
手技療法を学んでいる学生の方、
既に活躍されていて、
より向上を目指す治療家の先生方に、
ぜひ参考にして頂きたい一冊です。
第1章 手技療法における診断の重要性
第2章 私が学んだ先生方の診断法と治療法
第3章 「信頼される治療家」へのささやかな私見
竹内 廣尚[タケウチ ヒロナオ]
1947年7月群馬県生まれ。1970年東洋鍼灸専門学校本科卒業。1975年竹内鍼灸治療院開設。1981年東京医療専門学校柔整科卒業。同年竹内整骨院併設。1981年メディカルトレーナー専門学校講師。東洋鍼灸専門学校助手、同窓会長、講師を経て、2011年東洋鍼灸専門学校校長に就任。
鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師、鍼灸あん摩マッサージ教員、柔整専科教員。
東洋医学治療法の旅・研究会会長。廣済塾塾長。
東洋医学・鍼灸治療について学会・講演会で多数発表を行っている。
雑誌「からだサイエンス」に『東洋医学の治療法の旅』を連載中。
東洋医学の治療法と診断法を探求し、次世代の治療家の育成に日々努めている。
内容説明
「診断」なくして治療なし!鍼灸専門学校の校長がいま伝えたい信頼される治療家になるための教え。先達の治療家、患者さんとともに歩んできた四十数年におよぶ「治療法の探究」
目次
第1章 手技療法における診断の重要性(いまも記憶にある“お天狗さま”の不思議な診断と治療;東洋医学の四診について;脈診10年。脈診で病状・症状を確認するのは難しい ほか)
第2章 私が学んだ先生方の診断法と治療法(佐藤流太極療法(佐藤栄二先生)
知熱感度測定による鍼灸治療法(赤羽幸兵衛先生)
体液調整療法(池田正道先生・綾子先生) ほか)
第3章 「信頼される治療家」へのささやかな私見(術は盗むもので、教わって得るものではない;最初からできる人間はいない。学習は成功のための学び;治療家は、患者さんに育てられることを自覚する ほか)
著者等紹介
竹内廣尚[タケウチヒロナオ]
1947年7月群馬県生まれ。1970年東洋鍼灸専門学校本科卒業。1975年竹内鍼灸治療院開設。1981年東京医療専門学校柔整科卒業。同年竹内整骨院併設。1981年メディカルトレーナー専門学校講師。東洋鍼灸専門学校助手、同窓会長、講師を経て、2011年東洋鍼灸専門学校校長に就任。鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師、鍼灸あん摩マッサージ教員、柔整専科教員。東洋医学治療法の旅・研究会会長。廣済塾塾長。東洋医学・鍼灸治療について学会・講演会で多数発表を行っている。東洋医学の治療法と診断法を探求し、次世代の治療家の育成に日々努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。