出版社内容情報
病院ではなく、自宅で最期を迎えたい・・・
終末期を迎えた時、そう願う方は多くいます。
しかし、実際に介護をするご家族には少なくない負担が掛かります。
現実的に結局は病院のベッドの上で亡くなる方がいらっしゃいます。
病気があっても人生の最期までその人らしく自由に生き、そして幸せな人生を全うして欲しい。
その願いを叶える為に奮闘している病院の考え、取り組みをまとめました。
著者は岡山県東区で従来の中小病院のイメージを刷新し、地域で生きる患者さんの立場に立った真に機能する地域医療を実践している医師です。
地域の中核病院だからこそ出来る患者さんや家族の立場に立った支援を行っています。
1つは主治医、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、看護師、薬剤師、栄養士、介護士、リハビリスタッフ、事務、理学療法士、老健施設職員などの連携がしっかり取れたチーム医療を行っている事です。
在宅介護か病院での入院か・・・。
読者の皆さんはとても大きな悩みを抱えている方が多いと思います。
この悩みを解決し、関係する皆が幸せになれる著者の長年の取り組みが1冊になりました。
本書を読んで
――――在宅での医療や介護をもっとエンジョイして欲しい――――
この著者の想いを感じて頂けたらと思います。
はじめに
第1章 中核病院が担う、地域に密着した在宅医療
第2章 在宅医療の成否はチーム医療が握る
第3章 もっとエンジョイできる在宅医療を
第4章 在宅医療の仕組みを知っておこう
おわりに
小林 直哉[コバヤシ ナオヤ]
1987年、岡山大学医学部卒業。
1992年、岡山大学大学院医学研究科修了(医学博士)。
岡山大学医学部外科学第一講座を経て、米国ネブラスカ州立医療センターにて臓器移植や再生医療に従事。
帰国後の2000年、研究成果を米国科学誌『Science』に筆頭著者として掲載。
2008年、岡山大学医学部附属病院第一外科講師として勤務したのち、
2010年、岡山西大寺病院院長。
2012年より同病院理事長。
岡山大学時代、万能細胞から肝細胞やインスリン分泌細胞の分化誘導を行い、ミニ肝臓組織や膵臓組織の研究開発に携わる。
体のそれぞれの組織は、実質細胞とそれに栄養を注ぐ血管や環境を察知する神経細胞、および組織の骨組みとなるコラーゲンなどをつくる繊維芽細胞等から構成されている。
この組織再生学の考え方を医療に生かし、チーム医療を積極的に取り入れた「心のこもった新医療」を展開している。
内容説明
患者さん、ご家族の不安を解消する在宅医療の秘訣を全公開。医療・看護・介護の緊密で心のこもったチームプレーによって革命をもたらす、地域の中核病院の挑戦。生まれ育った地域で、自分らしく天寿を全うしたい―。その思いを叶える一冊。
目次
第1章 中核病院が担う、地域に密着した在宅医療(在宅医療への道筋は、入院した時から始まる;在宅を見据えた療養期の管理…薬をやめてみるという選択も ほか)
第2章 在宅医療の成否はチーム医療が握る(在宅医療はチーム医療;チーム医療のかなめ、「地域連携室」 ほか)
第3章 もっとエンジョイできる在宅医療を(「在宅の力」を信じる;キーパーソンをサポートする体制づくりを ほか)
第4章 在宅医療の仕組みを知っておこう(なぜいま、在宅医療が注目されているのか;退院後の選択肢 ほか)
著者等紹介
小林直哉[コバヤシナオヤ]
1987年、岡山大学医学部卒業。1992年、岡山大学大学院医学研究科修了(医学博士)。岡山大学医学部外科学第一講座を経て、米国ネブラスカ州立医療センターにて臓器移植や再生医療に従事。2008年、岡山大学医学部附属病院第一外科講師として勤務したのち、2010年、岡山西大寺病院院長。2012年より同病院理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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