出版社内容情報
がんを治すため、もしくは再発を防ぐために、抗がん剤は投与されます。
しかし、抗がん剤には副作用があり、
吐き気、食欲不振、脱毛、下痢などで患者を苦しめます。
抗がん剤は、がん細胞を死滅させると同時に、
正常な細胞にもダメージを与えるのです。
抗がん剤を使ったら、がん細胞は消えたけれど、患者は亡くなった――。
「がん治療に殺される」という警告がなされているゆえんです。
ではもし、抗がん剤を投与しても、副作用が出ないとしたら、どうでしょう。
こんな夢のようなことを現実にしたのが、著者が取り組むIPT治療です。
85年前、メキシコで誕生したこの治療法は
近年、がん治療で目覚ましい成果をあげています。
世界規模の学会で研究が進められ、
アメリカ、ドイツ、スイス、ブラジル、南アフリカなど世界に広がっています。
本書では、日本の第一人者が治療した、
胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、悪性リンパ腫などの
劇的に改善した症例を掲載。
もちろん、抗がん剤の副作用はありません。
世界で広がっている、
がん医療に革命を起こす夢の治療を紹介します。
本書は、IPT治療について書かれた、日本で初めての書籍です。
プロローグ.IPT抗がん剤療法、衝撃の症例
第1章.なぜ、標準治療でがんは治らないのか
第2章.奇跡を生む「IPT抗がん剤組み合わせ療法」
第3章.症例研究 「IPT抗がん剤療法」
エピローグ.IPT抗がん剤療法、その可能性
奥野 幸彦[オクノ サチヒコ]
奥野幸彦(おくの・さちひこ)
奥野病院院長、European Academy for IPT日本代表。
1945年、兵庫県に生まれる。
68年、東京大学工学部卒業、
大手電機メーカーに入社、マイクロ波の研究開発などに従事する。
71年、医師を志し同社退社、大阪大学医学部に学士入学。
同大卒業後、大学病院、市民病院、救急病院などでの勤務を経て、
86年、地域医療の中核施設として、
外科、内科、産婦人科を備える奥野病院を開設した。
以後、無医村対策やがんの統合医療、
ジェンダー医療などにも力を注ぐかたわら、
世界の医療機関の研修や研究に参加し、
新しい医療をめざしている。
内容説明
海外の医学界で認められている「IPT抗がん剤療法」。副作用がほとんどないにもかかわらず、効き目は標準治療の抗がん剤治療をはるかに上回る成果をあげている。著者は、日本における「IPT抗がん剤療法」の先駆け的存在。そのメカニズムと具体的症例をやさしく解説する。
目次
プロローグ IPT抗がん剤療法、衝撃の症例(ほんとうに、末期がん患者を救う方法はないのか;「IPT」との出合い ほか)
第1章 なぜ、標準治療でがんは治らないのか(がんの正体;なぜ、がんは治らないのか ほか)
第2章 奇跡を生む「IPT抗がん剤組み合わせ療法」(標準治療以外に活路を求めて;梅毒の治療から始まったIPTの歴史 ほか)
第3章 症例研究「IPT抗がん剤療法」(ほぼすべてのがんに9割を超える改善率;症例とポイント ほか)
エピローグ IPT抗がん剤療法、その可能性(IPT抗がん剤療法のこれからの課題;治療の費用対効果を考える ほか)
著者等紹介
奥野幸彦[オクノサチヒコ]
奥野病院院長、European Academy for IPT日本代表。1945年、兵庫県に生まれる。68年、東京大学工学部卒業、大手電機メーカーに入社、マイクロ波の研究開発などに従事する。71年、医師を志し同社退社、大阪大学医学部に学士入学。同大卒業後、大学病院、市民病院、救急病院などでの勤務を経て、86年、地域医療の中核施設として、外科、内科、産婦人科を備える奥野病院を開設した。以後、無医村対策やがんの統合医療、ジェンダー医療などにも力を注ぐかたわら、世界の医療機関の研修や研究に参加し、新しい医療をめざしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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