出版社内容情報
【著者紹介】
1963年、北九州市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
冠婚葬祭大手(株)サンレー代表取締役社長を務めながら、作家としても活躍。近年は、遺族の悲しみを癒す「グリーフケア」の普及に努める。
2012年2月、「第2回孔子文化賞」を稲盛和夫氏と同時受賞。
主な著書に『ロマンティック・デス』(幻冬舎文庫)、『のこされた あなたへ』(佼成出版社)、『最期のセレモニー』『命には続きがある(矢作直樹氏との対談本)』(PHP研究所)、『あらゆる本が面白く読める』(三五館)、『愛する人を亡くした人へ』『また会えるから』(小社刊)など。
一条真也オフィシャルサイト
http://www.ichijyo-shinya.com
一条真也オフィシャルブログ
http://d.hatena.ne.jp/shins2m+new/
内容説明
北九州市門司区の和布刈公園山頂にそびえ立つ「世界平和パゴダ」は、日本とミャンマー(旧ビルマ)の親善と仏教交流、世界平和の祈念及び第二世界大戦時に門司港より出兵した戦没者の慰霊を目的として、一九五八(昭和三三)年、国内唯一の本格的ミャンマー式寺院として建立されました。二〇一一(平成二三)年一二月から、僧侶の不在や運営資金難を理由に一時休館しておりましたが、関係各位のご尽力により、二〇一二年八月、ミャンマー仏教会から新たにお二人の僧侶を迎え、再開を果たすことができました。本書は、二〇一三年九月二一日、パゴダの再開を記念して北九州市門司区旧大連航路上屋で開催された「門司 世界平和パゴダ建立五五周年記念 仏教文化交流『仏教が世界を救う』」シンポジウムをまとめたものです。
目次
第1章 世界平和パゴダと日本(四人のパネリストを迎えて;ミャンマーでの修行の日々;パゴダの建設のいきさつ;サンレーの活動)
第2章 ミャンマー仏教の役割(仏教がミャンマーと日本の共通項;仏教は宗教を超えている;世界平和パゴダの重要性;仏教は月の宗教;グリーフケアとしての仏教;北九州市は全国一の高齢化都市)
著者等紹介
井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
高野山大学文学部教授。山梨県生まれ。京都大学文学部哲学科中退。日本の曹洞宗、ミャンマーのテーラワーダ仏教で出家し、ヴィパッサナー瞑想、パーリ経典とその解釈学、アビダンマ心理学などを学ぶ。カナダ、イギリス、アメリカで瞑想指導の傍ら心理療法を学ぶ。バリー仏教研究所客員研究員を経て還俗。マサチューセッツ大学医学部でマインドフルネス瞑想に基づいたストレス緩和プログラムのインターンシップを特待生として研修後帰国。現在は高野山大学で仏教瞑想と心理療法を統合したスピリチュアルケアの基礎理論と援助法の開発に取り組んでいる
天野和公[アマノワコウ]
「みんなの寺」坊守・作家。青森県生まれ。東北大学文学部(宗教学)を卒業した翌2002年、夫と仙台市に単立寺院「みんなの寺」を開山。2004年ヤンゴンで尼僧となり、3カ月間ヴィパッサナー瞑想を修行
八坂和子[ヤサカカズコ]
同志社女子大学学芸学部卒。社会福祉主事。在宅介護支援センターソーシャルワーカー。福岡家庭裁判所調停委員。公益財団法人出光佐三記念美術館友の会会長。福祉ボランティア一期会会長。門司区ボランティア連絡協議会会長。日本赤十字豊寿園入所検討第三者委員。苦情解決委員。北九州市地域福祉振興協会理事。北九州市社会福祉協議会運営委員。警察連絡協議会委員
一条真也[イチジョウシンヤ]
福岡県北九州市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、1990年、大手冠婚葬祭会社(株)サンレー入社。2001年代表取締役社長に就任。88年の処女作『ハートフルに遊ぶ』はベストセラーとなり、「ハートフル」は流行語となった。現在はサンレーの代表取締役社長として、全国のグループ拠点を忙しく飛び回るかたわら、北陸大学客員教授として「孔子研究」「ドラッカー研究」を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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