まずは、管理部門の組織から―会社を強くする“守り”のレシピ

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774514147
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

出版社内容情報

管理部門強化のスペシャリストによる会社を管理部門から強くする方法

管理部門強化のスペシャリストによる
会社を管理部門から強くする方法――



◎管理部門への間違った意識がはびこっている

 管理部門は、利益を上げないコスト部門である――。多くの方は、こう思っているのではないでしょうか?

 数々の企業で管理部門に特化した業務支援を行ってきた著者の谷中教隆氏は、これは間違った意識であると指摘します。こういう意識の中では、管理部門は営業部門の邪魔をしないように、日々ルーチンワークだけをこなすことになります。しかし、営業部門だけが突出していては、永続的で健全な会社の発展は期待できません。営業部門と管理部門のバランスがうまく取れていて初めて、会社に発展する力が生まれるのです。

 そこで本書では、経営者にも、営業部門にも、さらには管理部門自身にも間違った意識がはびこる管理部門が、いかに重要な役割や目的を持っているかを示すことで、その存在の重要性を明らかにしていきます。



◎管理部門の各部署には本来の役割と目的がある

 では、管理部門の役割・目的とは何でしょうか? 明確に答えられる方は少ないかもしれません。谷中氏は、各部署が誕生する成り立ちを見ていくと、それがよくわかると言います。

 そこで本書の第1章では、ある会社の起業から発展までを“小説風”物語にして、管理部門の各部署の成り立ちを面白おかしく理解してもらうようにしました。

 その上で第2章では、管理部門が秘めている会社を発展させるパワーについて詳しく解説しています。さらに第3章?第6章では、経理部、人事部、システム部、総務部という代表的部署の本来の役割とその強化のレシピをまとめました。そして最後の第7章では、実際に管理部門の強化に取り組んでいる企業からの生の声をお送りします。



◎本書で自社に合った管理部門の見直しを

 谷中氏は言います。本書で紹介するのはほんの一例で、会社それぞれのカラーに合った組織を考えてもらいたい、と。そういう意味では、本書にはたくさんのヒントがあふれていますので、きっと自社に合った管理部門の見直しへの第一歩になることと思います。

 営業部門の活躍が会社の発展を担い、管理部門が会社を守り支える――これが強い会社です。営業部門と管理部門の連携により、欲しいときに欲しい情報が手に入る会社、現状が手に取るようにわかる会社は、次の有効な一手が素早く打てます。営業部門の拡大と同時に、管理部門に投資をすることが、利益にも繋がり、会社の発展を加速することにもなるのです。

 本書は、管理部門の方はもちろん、経営者の方にも、営業部門の方にも、ぜひ読んでいただき、今まで注目してこなかった管理部門から、会社をさらに強くしていただきたいと思います。

第1章 管理部門に組織ができるまで
第2章 管理部門の役割
第3章 会社を強くする経理部のレシピ
第4章 会社を強くする人事部のレシピ
第5章 会社を強くするシステム部のレシピ
第6章 会社を強くする総務部のレシピ
第7章 ある企業での管理部門座談会

【著者紹介】
株式会社ラディア 代表取締役

1979年1月21日生。武蔵大学経済学部経営学科卒業後、医療系物販会社に入社。経理部に配属後、上場準備に携わる。その後、税理士事務所にて社会福祉法人、学校法人等の特別会計を補助し、2006年に国内の会計系コンサルティングファームに転籍。内部統制導入、内部監査支援を中心にトップセールスを記録し、29歳で独立。2008年7月に株式会社ラディアを設立。現在は、上場企業・老舗企業を中心に、本質的な課題を改善するために訪問頻度を高く設定した現場主義、経営者や外部の専門家と実務担当者の意思統一を図る思考通訳、俯瞰的に業務支援を行うための総合コンサルティングの3本柱を武器に、広く管理部門、内部監査部門への業務支援などを行っている。

株式会社ラディア ホームページ http://www.radia.co.jp/


内容説明

総務部・経理部・人事部・システム部…管理部門の部署にも、それぞれ本来の役割があり、バランスが大事。管理部門強化のスペシャリストが書いた、会社を積極的に支える組織のつくり方。

目次

第1章 管理部門に組織ができるまで
第2章 管理部門の役割
第3章 会社を強くする経理部のレシピ
第4章 会社を強くする人事部のレシピ
第5章 会社を強くするシステム部のレシピ
第6章 会社を強くする総務部のレシピ
第7章 ある企業での管理部門座談会

著者等紹介

谷中教隆[ヤナカノリタカ]
株式会社ラディア代表取締役。1979年1月21日生。武蔵大学経済学部経営学科卒業後、医療系物販会社に入社。経理部に配属後、上場準備に携わる。その後、税理士事務所にて社会福祉法人、学校法人等の特別会計を補助し、2006年に国内の会計系コンサルティングファームに転籍。内部統制導入、内部監査支援を中心にトップセールスを記録し、29歳で独立。2008年7月に株式会社ラディアを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうせいパパ

30
個人的にはかなり気に入った一冊。管理部門の使命や役割を再確認できた。管理部門とそれ以外の部門が上手く連携しバランスを取っていかなければ、とは理解できるのだが難しい。急速に進む世代交代という意味でも、管理部門としても業務を見直しつつ引き継いでいかなければならない。課題は多いが、社員みんなが楽しく出社し楽しく仕事ができる会社を目指して、管理部門として「人」に興味を持ち、「資産」を守っていきたい。2015/11/03

luther0801

8
「会社を強くする守りのレシピ」という副題は、ちょっと大げさ。スピリッツ的なことは書いてあるが、そこまで。本文内にも、「管理部門の体制化・作成にはマニュアルはなく、それぞれの企業に合ったやり方を構築していくべき」というのは、なるほどと感じた。2014/08/11

ちくわ

6
組織の中にいると、管理部門というのはどういう役割かを十分に考えないと、日々、与えられた仕事をこなすだけになってしまう。そんな中で、本書では、管理部門のそれぞれの部門の「守るもの」という角度から、管理部門の役割を説明している。もちろん、一般論としてはこれでいいのだけども、管理部門の在り方も業界によって異なると思う。商社、金融、メーカー等、様々な企業があるが、いずれも生み出している付加価値が違う以上、それを支援する管理部門の在り方も違って当然である。とりあえずの一般的な入門書としては有用だと思う。2018/05/28

ともさち

6
何気無く図書館で手にとったけれど、めちゃめちゃ面白かった。仕事のモヤモヤが発散されたー\(^o^)/もっと早く出会えていたら、なにが変わっていたのかなー。⚫︎人事の目的は「会社の秩序を守る」こと。人を採用若しくは発掘して育て、戦力にする。また、組織の目的を誰より考えて教育する。⚫︎総務の目的は「会社の資産を守る」こと。また、社員みんなが楽しく出社でき、楽しく仕事ができる会社になるよう自ら行動する楽しさがある。⚫︎総務は企業のカラーを決める。⚫︎会社はどんな味で、どんな調味料を加えてどんな味にしていくのか。2014/05/04

Mas

3
管理本部を各部署毎に取り上げ紹介した本。これも社員研修用に購入しましたがイマイチかな。でも、こういう管理本部を題材とした本は中々無いので参考にはなるかも。管理系の人では無く、営業の人に読んでもらいたいかな。2015/03/31

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