内容説明
介護と看取りのこころ、仕組み、技術がたしかな形をとったとき、人々の「安らかな最期」が約束される。介護する人、される人、地域で生きるすべての人々に贈る一冊。「みとりびとチーム」を率いる著者の実践記録。
目次
第1章 在宅医療・在宅介護の現場で(開業医の仕事と“天命”;チームワークで訪問診療 ほか)
第2章 クリニック開業、訪問診療、そして地域密着型介護施設の併設へ(医学生までの道のり;研究成果が認められ、アメリカ留学 ほか)
第3章 時代の要請に応じた「終末期医療」(「不良患者追い出し」作戦?;行き場のない「がん難民」患者さんたち ほか)
第4章 「みとりびとチーム」でスピリチュアルケアを(在宅ホスピスとは;痛みの緩和に有効なCVポート ほか)
第5章 在宅ケアネットワークづくりから「終の棲家プロジェクト」まで(在宅ホスピスケアはなぜ普及しないのか;在宅ケアネットワークの元祖・尾道方式 ほか)
著者等紹介
斎藤忠雄[サイトウタダオ]
斎藤内科クリニック院長、医学博士(新潟大学大学院医学研究科)。1954年、福島県いわき市に生まれる。新潟大学医学部卒業後、同大医学部第三内科などを経て、90年に米国留学、アラバマ大学バーミンハム校微生物学教室客員助教授を務める。92年に帰国後、新津医療センター病院診療部長などを経て、1994年、新潟市に斎藤内科クリニックを開設。以後、2007年に小規模多機能型居宅介護施設ケアステーションるぴなす、小規模型通所施設デイサービスセンターるぴなす、08年には居宅介護支援事務所るぴなす、訪問看護ステーションるぴなすと次々に開設、また同年、クリニックを在宅療養支援診療所として登録し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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