内容説明
本書の目的は、家族システムズ・アプローチについて、実践的ですぐ役に立つ情報を提供することにある。リスクを負う子どもや特別なニーズのある子どもを持つ家族、また、その家族と協働する学校の専門職のために本書は書かれている。「リスクを負う子ども」とは、学校でも家庭でもうまくやっていけない子どもたちのことである。こうした子どもが増える傾向にあるので、本書では、一般の教師たちにもより現実的な情報を提供する。
目次
第1部 家族システムズ(本論を始めるにあたって;ファミリー・ライフサイクル;家族の交流パターン ほか)
第2部 家族システムズの適用(チームの機能と家族の取り込み;計画と家族の取り込み;プリリファーラルと家族協議会 ほか)
第3部 家族システムズの事例研究
付録(家族システムズ・アプローチの理論)
著者等紹介
ラムビー,ローズマリー[ラムビー,ローズマリー][Lambie,Rosemary]
ヴァージニア州コモンウエルス大学教育学部助教授。情緒障害と教育管理の領域で教え、指導主事をしている。公認の専門カウンセラーであり、グループと個人カウンセリングを実践している
ダニエルズ=モーリング,デビ[ダニエルズモーリング,デビ][Daniels‐Mohring,Dabbie]
ヴァージニア州リッチモンドで開業している公認の臨床心理学者である。その領域は、子ども、青年期の子ども、家族である。また、家族システムズ・セラピーを行っている臨床家たちのスーパーバイザーとして活躍、地域諸施設において家族療法のトレーニングを行っている
斎藤利郎[サイトウトシロウ]
1935年、北海道小樽市に生まれる。1960年日本大学文学部卒業。1964年日本ルーテル教団神学院卒業、同教団牧師として按手を受ける。1975年(米国)Lutheran School of Theology at Chicagoに留学(心理・教育学専攻)、1978年に帰国(教育学修士)。聖望学園中・高等学校、浦和ルーテル学院、東洋英和女学院短期大学で教鞭をとり、家族・個人カウンセリングを開始。1994年臨床活動に専念するために日本ルーテル教団退職。現在トシ家族療法研究所を設立。武蔵野女子大学講師(非常勤)、開智中学・高等学校スクール・カウンセラーを兼務。特定非営利活動法人ホールファミリー・ケア協会講師としても高齢者のシニア・ピア・カウンセラーの養成に尽力している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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