内容説明
本書では、世直しに立ち上がった十人の志士たちのプロフィールを描いてみた。それぞれの人生と仕事のなかで懸命に生き、闘ってきた彼らの軌跡を追うことで、いまこの国がおちいっている状況、かかえているさまざまな問題、そしてそれらへの解決の道が自ずと浮かび上がる。
目次
プロローグ 十の「志」が立ち上がった
第1章 水俣で学んだこと―松永博喜
第2章 ストレス社会への新たな対応―美野田啓二
第3章 患者中心の看護を求めて―長野玲子
第4章 子供たちの可能性を信じる―原敬
第5章 就学前教育の重要性―若山節子
第6章 若いお母さんたちに伝えたいこと―永瀬千枝
第7章 夢は貧しい子供たちの「無料塾」―中村信二
第8章 地域と学校と家庭で子供を育てる―荒木正文
第9章 危機を救うライブカウンセリング―友納徳治
第10章 新しい発想で世の中を変える―折田哲朗
エピローグ NPO「あの人この街育てる会」がめざすもの
著者等紹介
松永博喜[マツナガヒロキ]
NPO「あの人この街育てる会」理事長。「夢人さんのクリニック」院長。昭和31年、福岡県久留米市の農家に、3人兄弟の長男として生まれる。中学時代、善妙師と運命的に出会い医師の道を志す。昭和57年、精神科医として勤務した病院で水俣病問題などに関わり、後に「水俣方式」として知られる街づくりモデル事業の基盤整備に尽力する。漂泊の詩人・種田山頭火の流れを汲む自由律俳句の俳人でもある。生活福祉団体「夢人之会」主宰。「夢人さんのクリニック」院長。(有)めでぃかるむじん庵代表取締役
美野田啓二[ミノダケイジ]
NPO「あの人この街育てる会」副理事長。バランスセラピー大学学長。昭和31年生まれ。心と体の関係性を研究して、ストレスとリラクセーションを体系化したバランスセラピー学を創始する。釈尊や道元に興味が深く、人の生き方と健康に独自の考察と研究を重ね、誰もがわかりやすいストレスケア実践法は各界で高い評価と信頼を得ている。現在、福岡少年院面接委員、全日本青少年育成会生涯学習事業本部教授として、青少年問題にも積極的に取り組む
村尾国士[ムラオクニオ]
ルポライター。昭和17年、香川県生まれ。明治大学文学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクションライターとなる。週刊誌、スポーツ新聞などで人物論、企業ルポ、戦史、アジア情報など幅広い分野にわたって執筆活動を続けている
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