内容説明
二つの残酷物語。社会の病理と家族の苦悩。「働く」「働く」「働く」…。仕事第一主義が家族を破壊し、人間を追い詰める。14の家族の悲劇を辿った、『家族が自殺に追い込まれるとき』。2006年、秋田で起きた児童殺人事件を追った、『橋の上の「殺意」』を収録。
目次
家族が自殺に追い込まれるとき(絶望の淵に橋を架けよ;激しすぎる仕事 重すぎる責任;「脱不況」の名のもとに;「わが子は弱かったんじゃない」;「自死」を迫る社会病理)
橋の上の「殺意」(蒼ざめた町;渦巻く疑惑;犯行への長い導火線;秋田地裁第一号法廷;ふたつの静子像;空転する諭告求刑、そして判決;遺された者の苦悩;病んだ心を裁けるか;補章 畑中静子への手紙)
著者等紹介
鎌田慧[カマタサトシ]
1938年青森県生まれ。弘前高等学校卒業後に上京、零細工場、カメラ工場の見習工などをへて、1960年に早稲田大学第一文学部露文科に入学。卒業後、鉄鋼新聞社記者、月刊誌「新評」編集部をへてフリーに。1970年に初の単著『隠された公害:ドキュメントイタイイタイ病を追って』(三一新書)を刊行。以後、冤罪、原発、公害、労働、沖縄、教育など、戦後日本の闇にその根を持つ社会問題全般を取材し執筆、それらの運動に深く関わってきた。東日本大震災後の2011年6月には、大江健三郎、坂本龍一、澤地久枝らとさようなら原発運動を呼びかけ、2012年7月、東京・代々木公園で17万人の集会、880万筆の署名を集めた。2025年現在も、狭山事件の冤罪被害者・石川一雄さんの再審・無罪を求める活動などを精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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