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本の妖精 夫久山徳三郎―今日も書店に現れる
おまけ 夫久山徳三郎イラストカット集
エッセイ(マンガ家になる決意;マンガ家と書店員;本の妖精が現れる)
著者等紹介
中我生直佑[ナカガキナオユキ]
福岡県久留米市生まれ。2009年、「プラクティカル・ジョーカー」でアフタヌーン四季賞を受賞してマンガ家デビュー(館石直進名義)。2012年「逃走日和」で第58回IKKI新人賞イキマン受賞。現役の書店員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Roko
31
本好きにしか見えない本の妖精「夫久山徳三郎(ぶくちゃん)」と、きらら書店の書店員さんたちの日常が描かれたこの作品、本好きな人ならきっと、いろんなところで「そうそう」と頷くエピソードが満載です。きらら書店は、中規模の書店なので、文芸、児童書、参考書、新書など、それぞれのコーナーの担当者がいます。失敗しちゃったりして下を向いていた書店員さんに、ぶくちゃんは『下を向いていいのは 本を読むときだけだぜ』と声を掛けてくれます。そうだよね、前を向いて生きていかなくっちゃ!2024/06/10
CEJZ_
1
2024年刊。2ページで一話完結の書店員マンガ。これは面白く、なんとも愛着のわく単行本だ。作者自身は書店員。小学館『きらら Qui La La』2014年8月号〜2020年10月号連載。書店員の実務、お客さまとのやりとり、担当が工夫する棚作り、他スタッフや各社との連携などが、魅力的なキャラクターを配してよく伝わる。単にお仕事マンガではなく、妖精というファンタジーを介した人間模様も楽しい。わたしも書店へはよく通う。あまりマンガは読まないが、この本は絵柄もセリフも読みやすかった。解説はカモシダせぶん。2025/06/27
hiropon
1
書店員を題材にしたコミックとしてはかなり面白かった。書店のコネタは書店業界(?)の初級向けにはちょうど良い感じで、コミカル漫画としても非常に面白く思わずブハッと笑ってしまった。「暴れん坊本屋さん」と並ぶ★3つ。2024/11/24