出版社内容情報
中村 圭子[ナカムラ ケイコ]
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内容説明
童画の巨星・茂田井武、知られざる挿絵の世界を紹介。若き日の茂田井が描く、幻想と耽美に満ちた挿絵の数々をご堪能あれ。
著者等紹介
中村圭子[ナカムラケイコ]
1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。1984年より弥生美術館の学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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保山ひャン
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48歳で亡くなった童画作家、茂田井武が挿絵をつけた探偵小説を中心に作品が集められている。かいやぐら物語、血蝙蝠、生不動、「滝夜叉」憑霊、月下の亡霊、極東、髑髏笛、とタイトル聞いただけで本書のテーマ「幻想・エキゾチカ」が感じ取れる。茂田井武自身の作品「退屈画帳」「広東珍探記 骨董迷路」「広東珍食記 竜虎大会」「国際骨牌師」のほか、江戸川乱歩の随筆「猫町」、小栗虫太郎の娘・小栗栄子の童謡「おばけ峠」、林耕三の小説「猫島物語」からのギャラリーも収録。本書を編んだ中村圭子による「茂田井武の生涯」も。2018/11/04