鶴見俊輔語録〈2〉この九十年

個数:

鶴見俊輔語録〈2〉この九十年

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 381,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774404578
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

内容説明

3・11以後を生きる日本と日本人に贈る、暮らしの中から思索を重ねた哲学者の渾身のメッセージ。国家、歴史、教育、憲法、家族、年を重ねること…“不安”を生きる私たちへ、大きな物差しで“日本”を見据てきた哲人の発言集。

目次

御一新の嵐―歴史について
言葉はひろがる―しぐさ・言語について
私の地平線の上に―姿勢・生きてきた道
家の神―家庭・家族について
教育の再定義への試み―教えること・学ぶこと
方法としてのアナキズム―国家について
アメリカ哲学―プラグマティズムについて
千年の京から「憲法九条」―憲法について
読んだ本はどこへいったか―読書回想
ひとが生まれる―先行者たち
かくれ佛教―宗教について
もうろくの春―年を重ねて
未来におきたいものは

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京生まれ。哲学者。1935年東京府立高等学校尋常科に入学するが翌年退学、同年府立第五中学校に編入するも翌年退学。不良少年として生きる。1937年15歳で渡米、ハーヴァード大学哲学科でプラグマティズムを学ぶ。1942年、FBIによってアナキスト容疑で逮捕されるが、留置場で卒業論文を書き上げ卒業。同年、日米交換船で帰国。帰国後すぐに、ジャワ島・ジャカルタ在勤海軍武官府に軍属として勤務。1946年、雑誌「思想の科学」創刊に参加

冨板敦[トミイタアツシ]
1962年愛知県一宮市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、1985年筑摩書房に入社。『鶴見俊輔集』の編集を担当。1994年退社。現在、フリー編集者、大東文化大学法学部法律学科非常勤講師。元日本ジャーナリスト専門学校講師。調理師の免許も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

23
明るい、という印象を抱いた。鶴見俊輔の語る言葉は明晰で、しかし抽象的な概念を弄ぶイヤミさや臭みがなくあっけらかんと全てを肯定するかのように響く。自分自身について屈託のない口調で「悪人」「タヌキ」であることを語り、「一番病」が蔓延している日本のインテリたちの言論空間に警鐘を鳴らし、政治や宗教を斬る。全てがジャンルを軽々と越境して語り尽くすことができる知性の柔軟さと反射神経に由来している、という印象を受けた。大学の中で専門的な知をオタク的に掘り下げる知性が遂に持ち得ない豪胆さ。むろん、それ故の陥穽もあるのだが2022/02/15

壱萬弐仟縁

19
いま日本は生きていく道を見つけることが できるかどうか、大事なときにきていると 思うんですよ(2010年初出、5頁)。 確かに、責任先送りの体質を改めないと、 少子高齢で没落していくことは避けられない。 人間の思想の根本の問題は、 重大なことをいいつづけること(『期待と回想 (文庫版)』2008年、55頁)。 英語教育は100年の失敗。 効果が上がらなかった(1998年初出、131頁)。 2014/05/06

fonfon

9
編者の富板敦さんに心から敬意と賞賛を捧げます。①に続いて見事な語録。鶴見さんを読みつづけることは私にとって、強く心の支えであった、と改めて振り返りました。ひとつ>>します。「私が提案したいのは、日本に明治以前からある、土法のなかのプラグマティズム。それを掘り返して、日本の日常語のなかから考え直してみたらいいんじゃないか。」2012/11/10

アシモ

0
いつも何度でも読み返したくなるような素敵な言葉がたくさんありました。2013/04/18

Sin'iti Yamaguti

0
鶴見俊輔語録(1)を読み終えたのがもう10年以上前。もう少し早く読むべきだったが。。。 語録という性質上、細切れで前後の関係がわからないのがもどかしいが、それでも鶴見俊輔の全体像がおぼろげながら浮かび上がる。未来への希望を、自分にしか関心がない若者に見出しているところなど、なかなか鶴見俊輔の視点はさすが、と思わせるものがある。2022/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4353033
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。