出版社内容情報
千年紀文学の会[センネンキブンガクノカイ]
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内容説明
文学は、言葉は、時代や社会に対してどのような責任を持ちうるのか。その「道」を是正する力はあるのか。特集/「9・11」以後の文学と倫理。評論/柳美里「石に泳ぐ魚」試論、など。
目次
報告 文学シンポジウム―「9・11」以後の文学と倫理
特集 9・11以後の文学と倫理(現代思想と文学―九・一一以後の文学と思想;文学と倫理―シンポジウム「『9・11』以後の文学と倫理」を終えて ほか)
詩(石の人へ;言語表象のシステム/縛/裸語 ほか)
評論(記憶させる装置;記憶と歴史―認識の問題をめぐって ほか)
小説(最後の航海;インド洋を越えて(続))
エッセイ 山寺断章・僧侶三景
短歌 窓辺に合歓の花咲けり
連載 埴谷雄高『死霊』論(四)死と悪魔をめぐる対話―二章「死の理論」