植民地教育史研究年報
言語と植民地支配

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774403021
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3337

出版社内容情報



日本植民地教育史研究会運営委員会[ニホンショクミンチキョウイクシケンキュウカイウンエイイインカイ]
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内容説明

本書のテーマ「言語と植民地支配」は、植民地教育史研究にとって避けて通れぬ本質的な問題である。近年、言語学の側から、日本による植民地支配と日本語の強制にかんする研究が立て続けて発表された。教育学の側は、これをいかに受けとめるべきか、そして、これまでの教育学研究者の蓄積をどう総括すべきか。こうした研究状況を意識して編まれている。

目次

特集1 植民地教育と言語問題(論文)(統治者が被統治者の言語を学ぶということ―日本統治初期台湾での台湾語学習;植民地期の朝鮮語問題をどう考えるかについての一試論―朝鮮総督府「諺文綴字法」を事例として ほか)
シンポジウム「言語と植民地支配」についての報告
・植民地国家の教育構造の解明へ
特集2 植民地朝鮮の教育と教育内容―日韓教科書シンポジウムから(植民地朝鮮の普通学校における職業教育;実業的理科・作業理科の二重性―朝鮮総督府『初等理科書』『初等理科』と文部省『初等科理科』の教材観)
研究動向―方法論の広場(歴史認識と研究の方法―植民地教育史研究とかかわって;植民地期教科書復刻(朝鮮編)の取組とその意義)
書評
編者自身の資料紹介(日本植民地教育の絶頂期の言説を示す中核資料・『興亜教育』;朝鮮総督府編纂・第一期『普通学校国語読本』覆刻について)
朝鮮総督府編纂教科用図書刊行目録稿

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