出版社内容情報
小学六年生の海月は、夏休み中、弟・一樹が入院する病院近くの「ひまわり食堂」に通っている。病気の弟につきっきりの母と忙しい父のため、洗濯や買い物など家事の手伝いをする海月は、両親へのさみしさや友だちを作る時間さえもてない日々に、誰にも言えない複雑な感情を抱えていた。
ひまわり食堂の店主の孫・桜子と、常連客・蓮の二人に出会い、店に残された迷い猫の飼い主を一緒に探すなかで親しくなっていくが、海月はやがて桜子が自分と似た気持ちを抱えていることや、蓮の秘密を知っていく。
「病気の弟なんていなくなればいいのに。」そう思ってしまう自分を「悪い子だ」と責める海月だが、ある日弟の容体が悪化したとのしらせがあり―――。
家族を支えたいと思う気持ちと、自分を大切にしたいと思う気持ち。相反する感情を抱え揺れ動く子どもの心情と、ありのままの気持ちを認め受け入れていく、ひと夏の子どもの成長を瑞々しく描いた児童文学。
【目次】
内容説明
わたしって、悪い子だ。だってほんとうは、病気の弟なんか―。病院近くの食堂で見つけた忘れ物。六年生の海月・桜子・蓮は持ち主さがしをはじめるが、三人はそれぞれ知られたくない秘密を抱えていた。
著者等紹介
西村友里[ニシムラユリ]
京都府出身。デビュー作『オムレツ屋へようこそ!』(国土社)で第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定される。『たっくんのあさがお』(PHP研究所)で第25回ひろすけ童話賞を受賞。日本児童文芸家協会会員
アヤノアユ[アヤノアユ]
広島県呉市出身、2002年生まれ。呉工業高等専門学校を経て、穴吹デザイン専門学校グラフィックデザイン学科を修了。児童書の表紙イラストやNHK Eテレショートドラマのオープニングイラスト、新聞広告など、多方面で活動中。作品の世界観は呉で過ごしたエモーショナルな記憶から生まれたものが多い。「TIS公募」第19回入選(2024年)、NY「Society of illustrators」第68回アニュアル入選(2025年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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環実
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